インク量が検知できません

プリンタには「インク残量を検知する機能」は付いていません。

じゃあ、どうやってインク残量を表示しているかと言うと「使った量から残量を推定している」のです。

で、インク残量が満タンにリセットされるのはどういう時かと言うと「プリンタがインクタンクの着脱を検知して、使用者が、インクを交換しましたか、と言う質問に、はい、と回答した時」です。

なので、プリンタの電源を切った状態でインクを交換しても、インクの残量は満タンに戻りません。

＞インク切れかと思い新しいのと交換。今度はそれ自体が検知されず

インク交換は「プリンタの電源が入った状態」で交換します。

電源を切って交換しても、交換したのが検知されません。

＞1度電源を切って入れ直すと物自体は検知されたがインク量は検知されず。

繰り返しますが、インク量を検知する機能は持っていないので、電源の切り入りだけでは、インクが満タン表示にはなりません。

＞接触不慮かもともう一つの新しいのと交換したがそれでも検知されず。

必ず「電源が入った状態」で交換して下さい。

電源を入れた状態でインクを取り外すと、プリンタは「インクが取り外された事」をICチップで検知します。

その状態でインクを取り付けると、プリンタは「インクが取り付けられた事」をICチップで検知し、ICチップを読んで「正しい色のタンクかどうか」を調べます。

もし「違う色がセットされた」のなら、画面に「正しい色のインクがセットされてない」と表示します。

「正しい色がセットされた」のなら、画面に「〇〇色のインクを交換しましたか？（はい／いいえ）」のように表示します。

ユーザーが「はい」と答えると、プリンタは「プリンタ内部に記録しているインクの使用料カウンターの数値をゼロにリセット」して「インクが満タン」と表示します。

ユーザーが「いいえ」と答えると、プリンタは何もしません。インクも満タンになりません。例え「セットされたインクが満タンであっても」です。インク残量表示は「減ったまま」です。

インクジェットプリンタのインク残量は、このように「プリンタ内部に持ってる使用量カウンタの値から、推定して表示しているだけ」なので、インクの実際の量は検知出来ないのです。

インクタンクのICチップの役目は「このタンクは〇色です。このタンクは純正品です」というのを返すだけです。

なお「ICチップ」と書いてますが、実はインクカートリッジにICチップなんか入ってません。

幾つかの信号端子が、内側で電線で繋がってるだけなのです。

１番の端子に信号を流してみて、２番と３番の端子から流した信号が読み取れたら〇色の純正タンク、２番と４番の端子から流した信号が読み取れたら△色の純正タンク、２番と５番の端子から流した信号が読み取れたら▢色の純正タンク、みたいな感じでチェックしているだけです。

変なパターンで信号が読み取れたり、信号が読み取れなかったりしたら「インクがセットされてない」とか「非対応インク」とか「セット位置が間違ってる」とか判定しているだけなのです。

なので、信号端子が汚れていたり、接点不良が起きると、正しいインクがセットされたのを感知できなくなったりします。

純正品でない場合、残量があっても突然検知できなくなる状態に二度なりました。復旧を諦めて純正品に交換したら正常に作動しました。
非純正品を排除する機能があるのかないのか、独禁法に抵触するのかしないのか判断できませんが、残量検知できなくなったら復旧できないのが事実と受け止めています。

https://support.brother.co.jp/j/b/producttop.aspx?c=jp&lang=ja&prod=mfcj739dn
こちらですね。

【インクジェット プリンター】「インク量を検知できません」と表示されました
https://faq.brother.co.jp/app/answers/detail/a_id/10669
などを参考にしてみるとか。

写真を見ると黄色のインクだけ浮いている（定位置ではない）
ように見えますが・・・
また、互換インクは品質は不安定だと思います。