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福島原発事故は民主党が起こした?
2024/05/22 11:26
東日本大震災の直後、福島原発で電源の消失を警戒し手動電源に切り替えた。しかしその後の津波で手動電源の操作機器が水没し、操作できなくなり電源が消失しましたね。
翌日、放射能の放出対策として、原発内の窒素を抜いた結果、水素爆発が起き福島原発事故が起きました。
民主党の指示や操作により大事故が起きました。
民主党政権が日本をぶっ壊したのですよね?
何一つ任せてはいけないと思うのですが。
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その他の回答 (9件中 1~5件目)
あの時の政権がどこであっても結果は似たような感じだったと思いますが、あの時の総理大臣は足を引っ張った印象しかありません。
必死に作業しているのを邪魔しに行くのは論外です。
あの時の政権に津波に関してもそうですが、原発事故の危機感は無かったと思います。福島第一原発の設備に問題が有った事は後に次々と明らかになりました。
事前に危機感を持って調査し対策をしていれば違った結果になっていたはずです。
福島第二原発が最悪の事態を免れたのは津波対策工事の1つが間に合って全電源喪失しなかったからと言われています。回避できた原発がある一方で最悪の原発が出てしまったのは政権に無関係とは言えないでしょう。
>翌日、放射能の放出対策として、原発内の窒素を抜いた結果、水素爆発が起き福島原発事故が起きました。
ベントの事だと思いますが、これは原子炉内の圧力を下げるために行うもので、水素爆発はベントの結果ではありません。
水素爆発しなくても冷却できなくなり炉心溶融した時点で大事故です。
福島第一原発事故が「あの程度」で済んだのは、故人となってしまった吉田所長(当時)が、本社からの指示を無視して海水を注入したからです。
東京電力本社は、塩水をかけると塩分で炉がダメになってしまうのでそれを嫌がって「海水は注入するな」といっていました。それに対して吉田所長は部下に対して「後で俺が責任をとる。本社が海水を注入するなといったら分かりましたというけれど、海水を注入しろ」と命じました。部下は所長の命令に従いました。
爆発事故は起きましたが、それでも「あの程度」で済んだのです。
当時の映像や音声が残ってますけどね、本社は吉田所長をサポートするどころか「おい、吉田。海水は注入するな」と命令形でね。ひでえ組織ですよ。
当時の日本政府と海外の政府は「東京に人が住めなくなる」ということを真剣に覚悟したことを、当時官房長官をしていた枝野幸男氏が後に告白しましたね。
アメリカ政府やフランス政府は自国民に対して東京からの避難を命じましたが、結果としてそれは正しい判断だったのです。
また枝野官房長官は「枝野、寝ろ」といわれるくらい不眠不休で対応していましたね。菅直人首相が適任だったとは思わないけど、誰が首相をやってても大して変わらなかったように思いますし、むしろ菅首相は現場を訪れるなど余計なことをしたがり、周りが何もしないように止めていたような状況でしたね。
菅首相はなまじ理系で福島で何が起きているかを「正しく」理解してしまったものですから、恐怖でパニック状態になってしまっていたと思います。トップがパニックになったらイカンのですけれど。
爆発はさせてしまったけれど、吉田所長の対応が最悪だったとも思いません。置かれた環境ではベストを尽くそうとしていましたし、最後は「ジジイの特攻隊を作る」とまで覚悟を決めていました。
もし爆発を防げたとしたら、爆発前に「ジジイの特攻隊」が内部に入って、被曝して即死するのと身代わりに作業が行えたときだったと思います。
ちなみにチェルノブイリ原発事故のときは、兵士が特攻隊となってシャベルで放射性物質を掻き出すことで収束させました。その代わり、数百名の兵士が亡くなったといわれています。
2011年3月に起きた、東京電力福島第一原子力発電所の事故の直接のきっかけはマグニチュード9の巨大地震に伴う大津波に対する対策が不十分であったことによる全電源喪失という致命的事態であり、その責任はまずは東京電力にあります。
それまでの原子力に関する国の施策にも問題がありましたが、その責任は当時たまたま政権の座にあった旧民主党だけに負わせるのは適切ではなく、長年に渡って原子力発電を推進しておきながら安全対策が十分ではなかった自由民主党にも大きな責任があります。
当初はせっかく作っていた汚染の広がりを予測するシステム(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI))を住民の避難などに活用できなかったことなど当時の民主党政権の対応にも多々問題があったことは確かで、その対応を巡っての責任は当然負わなければなりませんが、「福島原発事故は民主党が起こした」とまで言うのは明らかに言いすぎでしょう。自民党政権だったとしたらうまくやれたと言える根拠は見当たりません。
地震発災当時の関係者は、東京電力・政府・自治体を含めて懸命に対処していましたが、結果としてあのような大事故をくい止めることはできませんでした。なぜそうなったのか(何が欠けていたのか)、今後同様の事態を防ぐには何が必要なのか、事故直後は熱心に検証が進められましたが。「喉元過ぎれば…」の格言通り、最近はあの大事故の記憶も薄れかけているようで、これが最も懸念されれるところです。
原発が安全か安全でないかという議論は、あの事故で決着がつきました。原発には潜在的な危険性が潜んでいて、万一事故が起きれば多くの人の生活を変えてしまうことが誰の目にも明らかになったのです。現在議論が続いているのは、「それでも日本で原子力発電を使いこなしていけるのか」(使いこなす必要があるのか)という点で、使いこなすべきだという結論に至ったのであれば、その分これまでより遥かに進んだ安全対策が求められるのです。