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川内原発を停止する意味がありますか?

2016/04/20 22:38

「平成28年熊本地震」によって九州内の建築物に多大な被害が出ている現状を観て、一部の人達が「川内原発を即時停止するべきだ」という主張がある様です。

福島第一原発は地震発生時にECCSが機能して、原子炉内の核分裂反応が停止し、その後、原発停止時に津波に襲われ、全電源停止状態に置かれ、停止後の原子炉の冷却ができずに、炉心溶融に至ったということだと思います。

この福島第一原発の事故が回避できなかった最大の理由は、全電源喪失時に、車両搭載型電源を接続して炉心冷却をする訓練を一度もしていなかった(だから、電源コンセントの規格不一致に気付かなかった)という人為的ミスが原因と思います。

今回、川内原発の再稼働に際しては、福一の教訓をくみ取り、全電源喪失時の車両搭載型電源接続訓練も実施して(=コンセントの規格一致も確認して)いると思います。

川内原発の即時停止を要求する一部団体は「福島第一は、運転停止後に津波に被災した」という事実を知らずに「原発は運転停止しておれば、全電源喪失しても炉心溶融は起きない」と無邪気に信じているのでしょうか?

質問:熊本で余震あるいは群発地震が継続する期間、川内原発を停止しておく意味はなにかあるでしょうか? 特に福島第一原発の事故の教訓から「川内原発を停止するべき」という主張に科学的な根拠があるのかどうか、原子炉の安全性に関して知見を有する専門家の方よりアドバイをいただければ有り難いです。

質問者が選んだベストアンサー

ベストアンサー
2016/04/21 11:44
回答No.7

>「停止する必要が有る」派の主張に科学的な裏付けがあるのか、あるとすればそれは何かを質問しております。

稼働中の燃料棒は高熱を発しています。稼働停止して冷却を続けると次第に温度が低下しますが、時間がかかります。停止派はそれを問題にしています。冷却の時間を稼げるので停止させた方がより安全という主張です。でも福島第一の壊れ方を見ると五十歩百歩ですよね。どちらでも冷却が止まれば安全でないことには変わりありません。

お礼

2016/04/21 22:31

なるほど。
熊本地震の余震がある一定期間停止するのではなく、今から未来永劫停止せよ、という要求なんですね。

どうも有難うございました。

質問者

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その他の回答 (7件中 1~5件目)

2016/04/21 08:42
回答No.6

今、川内原発を止める科学的根拠は何も無いでしょうね。
施設内に核燃料がある限り、被災して施設に損傷が生じたら止まっていても動いていても危険性の差は大きくないでしょう。
今すぐ原子炉を停止して核燃料を安全な場所へ移送すると言うのであれば意味があるかもしれませんが、安全な場所ってどこでしょうね。

お礼

2016/04/21 22:30

やっぱ、即刻停止を要求している一派には科学的根拠はなさそうですね。

どうもありがとうございました。

質問者
2016/04/21 07:42
回答No.5

今に始まったことでなく、平時から「推進」「反対」の間で論争があるのですよ。
今回の異次元な熊本地震が発生して、以前より原発の危険度が増した。
平時から原発を危険視していたのだから、平時より危険度上昇した今はより一層停止要求が高まるのが自然でしょう。
この時点で既に極めて合理的ですよ。
各地で原発運転差し止めの処分が裁判所から出ているという法解釈上の裏付けもあります。

それと、福島原発事故は「コンセントの穴の不一致」だけが原因じゃないので。
冗談で言ってるのじゃないのでしたら、あなたの認識ミスです。

以上を踏まえて、論点は以下の如くの3点。(ちなみに私は東京原発の建設推進派ですが、「専門家」ではないのであしからず)

【1】
原発直近での激しい地震動発生の可能性が平時より高まった。

川内原発の基準地震動は620ガル。即ち620ガルの揺れまで耐えうるよう設計建造されてる建前です。
対して今回の熊本地震の最大加速度が観測値で1580ガル。
この加速度が川内原発に加われば間違いなく大破損します。ただし、規制委員会はその加速度が原発地点で発生しないだろうと想定してます。
実はその「想定」に地震に対する安全性の多くが寄りかかってるのですが、しかし「想定」というものがいとも簡単に打ち破られる事象を、あなたも5年前に見たではありませんか。

また、熊本地震の震源が広範囲に移動してますよね。地震専門家によると、南西方向へも震源域が移動する可能性があるそうです。(仮にそうなったとしても620ガルの揺れを超えないだろうと規制委員会は「想定」しているわけですが)

【2】
熊本地震の移動震源域上にある(活動中の断層に連なる)阿蘇山の火山活動が活発化する可能性が高まった。

阿蘇山からの大規模火砕流や大量の火山灰が原発施設を襲えば、壊滅的事態から緊急停止事態まで様々な段階の異常事象が発生する。
この事象に対する備えは川内原発においては現状では不十分或いは対応不可です。
一応今のところの予定では、天変事象の発生を予測して、その数年前に原子炉を停止させ、核燃料が冷えてから原子炉から取り出し、取り出した核燃料を少しずつ遠方に移動させるという計画であったり、その他は火山灰で詰まったフィルターをハタキで払い落すとか、電線に降り積もった灰を竿で叩き落すとか。だそうです。

阿蘇山が巨大噴火すると決まったわけでは勿論ありませんが、今回の熊本地震は明らかに阿蘇山を挟んで起こってますよね。人々の不安を煽るには十分です。
この巨大カルデラが万一にも暴走始めたら収拾付かなくなります。

【3】
更に最も大事な点は、川内原発は今回の熊本地震に起因してのみ、事故を起こすとは限らないのです。別の原因により大事故を起こす可能性がある。
熊本地震の混乱の最中にそういう大事故が起こったら、川内原発や周辺住民の安全は確保できるんですか。
住民避難や救援部隊到着は支障なくできるの? 外部電源は途絶えないの?

即ち、何らかの原因により川内原発で大事故が発生しても、熊本地震で大混乱の現地が完全に機能して事故を収束させたり、住民の避難・安全が図られるのか。
もし不安があるのならば、とりあえずは川内原発を停止される方法もある。電力はたっぷり余ってるし。
という論点ですね。

お礼

2016/04/21 22:26

どうもありがとうございました。

即刻停止要求派の論点が良く分かりました。

ちなみに、私は海上浮揚型原子力発電の提唱者であり推進者です。
地震列島で、地面の上に原発を据え付けるなんて危険です。
海上浮揚型で水深100メートル以上の海域に原発を浮揚させておけば、津波に襲われても潮位が変化するだけで、破壊力がないので安全なんです。

質問者
2016/04/21 07:16
回答No.4

いますぐ停止させても危険度は変わりませんし、炉心を冷却するための電源もつくっているので、それを止めたらどうなるかぐらい小学生でも分かるはずなんですがね。
要するに原発反対派がわめいてるだけでしょう。

お礼

2016/04/21 22:30

やっぱ、原発反対派は感情的で、彼らの主張には科学的背景が無いってことですかね。

有難うございました。

質問者
2016/04/21 01:43
回答No.3

 地震の影響という点では川内原発を「停止"しなければならない"」という程のものではないと私も思います。
 只、

>川内原発を停止する意味がありますか?
>「停止する必要が有る」派の主張に科学的な裏付けがあるのか

という事であれば、以下の様な事は言えるかと思います。

>「福島第一は、運転停止後に津波に被災した」という事実

を知っていて

>「原発は運転停止しておれば、全電源喪失しても炉心溶融は起きない」

などとは考えていないからこそ、「今からでも原子炉を停止させておけば、時間と共に放射能が弱まり、崩壊熱も少なくなって行くので、例え全電源喪失が起きたとしても、それが数年後の事であれば崩壊熱は十分少なくなっているので、炉心溶融に至る恐れはほぼ無くなるし、もしそれが数ヶ月後の事であったとしても、運転停止直後よりは放射能も少し弱まっている分だけ、炉心溶融に至るまでに時間的な余裕が生まれるので、運転し続けている最中に全電源喪失に至るよりはマシである」と考えているのではないかと思います。

 今回、比較的大きな地震が起きた事により、九州を構成しているプレートの断片同士の間に働く力のバランスが崩れたと考えられ、そうなるとプレートの断片同士の境界である活断層がずれるのを留めていたアスペリティ(固着領域)の中には、より大きな力が加わる所も出て来るため、地震が頻発する様になると考えられています。これが余震が起きる原理の1つです。
 その将来起きる地震によって、万が一、送電網が寸断され、原発に電力を送る事が出来なくなり、更に地崩れ等により道路網も寸断された場合には、送電網の復旧も、原発の緊急用内燃機関発電機用の燃料を追加で供給する事も困難になり、全電源喪失に至る恐れも皆無とまでは言えません。
 その際、多少なりとも長い期間に亘って運転が停止されていれば、炉心溶融に至るまでに要する時間が多少は長くなり、炉心溶融に至る前に電源復旧等の何らかの対策をとる事に成功する可能性が少しは高くなるのです。(停止後5年も経てば炉心溶融が起きる恐れはほぼ無くなります)

お礼

2016/04/21 22:28

なるほど。
熊本地震の余震がある一定期間停止するのではなく、今から未来永劫停止せよ、という要求なんですね。

どうも有難うございました。

質問者
2016/04/20 23:52
回答No.2

福島第一で最も危険と言われた4号機は震災発生前に定期検査のため運転停止していて、燃料棒はすべて燃料格納プールに移してありました。この事例から見ても分かるとおり、原発の危険性は稼働しているかどうかと関係ありません。燃料棒の冷却が出来るかどうかにかかっています。冷却システムの電源喪失が起きなければ、燃料棒がプールにむき出し状態で置かれた状態より、堅牢な格納容器に入れられている方がよほど安全です。

お礼

2016/04/20 23:56

有難うございます。

「停止する必要が無い」派の主張は理解しております。

「停止する必要が有る」派の主張に科学的な裏付けがあるのか、あるとすればそれは何かを質問しております。

質問者

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