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災害ロボット、全く役立たず
2016/05/07 18:55
よくテレビで、災害時の時に、人間が入れない所にカメラ付きでキャタピラのロボットがよく出ていましたが、今回の災害では全く見ないのですが あのロボットはただのメーカーの売名だったのでしょうか?
回答 (3件中 1~3件目)
災害復旧 (復興ではない) 支援で熊本に行ってきましたが、いわゆる「災害 Robot」の出る幕はないという感じの被災状況ばかりでした。
御質問者さんの仰る「災害 Robot」とは鉄筋 Concrete や鉄梁で覆われた Building の瓦礫下に潜り込む Type であろうと思いますが、熊本で私が見た倒壊家屋はいずれも木造で、人力で上から瓦礫を取り除いて行けばそれ以上崩壊する事なく床まで瓦礫を取り除けるような家ばかりでしたので「災害 Robot」など必要ないでしょうね。
熊本市から八代市にかけての道路沿いでは 10 軒のうち 9 軒が無傷な中で 1 軒だけが全壊しているという不思議な箇所が幾箇所もあり、熊本城の石垣も含めて「地震対策」とか「耐震設計」といった概念が無かった旧家が大きな被害にあったように見受けられました。……合板柱に合板をぞんざいな Machine 釘打ちで貼って Panel 式屋根を葺いた近代住宅が無傷で立ち並ぶ中で武家屋敷かと思えるほどの立派な御屋敷が無残に崩れていたのには驚きました。
沖縄は別格としても、九州もまた台風銀座ですので、旧家はいずれも見事なほど分厚く重い瓦屋根が葺かれており、大棟の両端に瓦焼きの鯱鉾が乗っている家もかなりあり、見ただけでも「屋根が重い」構造ですね。
重い瓦屋根は強風や横揺れ地震には強いでしょうが、今回の熊本地震は強烈な縦揺れ (突き上げ) となる直下地震……2 つの屋根面を繋ぐ稜瓦が縦揺れによって跳ねて外れている家が多く、上から下まで外れると屋根瓦が全て滑り落ちる事となり、家は無事ながら 1 階の屋根瓦が全て滑り落ちてしまった家もありました。
大掛かりな作業を要した南阿蘇地域の被災地は山崩れの土砂に埋まっているため、やはり「災害 Robot」などは御呼びではなく、二次災害を避けるために Shovel Car も無線 TV Cemera と無線誘導装置を備えたものの導入して掘削していましたね。
ここは土砂崩れですので「災害 Robot」が潜り込む穴などはありません。……地道に上から土砂を掻いて行くしかありません。……「災害 Robot」よりも「災害救助犬」の方が役に立ちそうですが、土砂の上で「ここ掘れワンワン」とやってくれる「災害救助犬」が訓練されているのかどうかまでは知りません。
私が見た限りでは、熊本市から八代市 (八代海) にかけて、被災地は幅百m から数百m で長さ数km から十数km という、非常に細長い地域に転々と散在しており、地盤の弱いところや地震対策が施されていない旧家が崩れている地点か数百m も離れると子供達が長閑に球技に興じている光景が目に入って「本当にここは被災地なのか?」と不思議になりました。……尤も Gas や水道といった Life Line は元が絶たれているので広範囲に渡って被害に遭っていましたが……。
南阿蘇の方には行きませんでしたが、熊本市と八代市に関しては従来の地震被災地のような広域に渡って万遍なく家や塀が崩れているというものではなく、極めて限られた、細長い地域の中に崩れた家が散在し、道路を含む Life Line の遮断によって外観は大したことがないように見えても市民生活が困窮している……特に断水した地域への飲料水供給がままならず、自衛隊の給水車が Piston 輸送していると共に Helicopter が常時飛び回っているのが印象的でした。……Bell Boeing V-22 Osprey も物資輸送で飛んでいましたよ。
>今回の災害では全く見ないのですが あのロボットはただのメーカーの売名だったのでしょうか?
私の印象では「今回の災害では全く (殆ど) 必要がない」という感じでしたね。
亡くなった方々の御冥福を祈ると共に一刻も早い復興を願います。
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補足
2016/05/07 20:36
ご回答ありがとうございました、災害ロボットは活躍してたのでしょうか、してなかったのでしょうか