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耐震基準 2度揺れは基準外?

2016/05/18 22:45

熊本県を中心とした大地震の報道を見聞きする中で、ひとつ気になる話があり、アドバイスいただければと思います。

今回の地震の特徴は、大きな一発目の後に、もう一度、大きな二発目が来ました。
この二発目の時に倒壊した家屋が印象的でした。
ニュース番組で、実験用の建物を1回揺らし、さらにもう1回揺らすと、耐震基準内の揺れでも、2回来たら耐えられない、といった内容でした。

今回は、震度6強が2回でしたっけ?(数値うろおぼえですみません。)

ある家屋が、
耐震性能「6強に耐えます。」と、基準クリヤしていたとします。
ニュース番組での趣旨から言いますと、「6強が2回来たら厳しいです」
ですね。
基準の補償外のようなエクスキューズと考えます。

ここまでは理屈としてはわかりますし、形あるものとは実際そうなのでしょう。
この条件で契約するかどうかは、個々に考えて決めれば良いでしょう。

本題は、契約の話ではありません、
質問本題です。
「2回きたら厳しい」
「2回きたら倒れる」
このような趣旨、理屈ですと、つまり、
建物が完成してから「どのくらいの揺れ」が「何回来た」かを足していくということになりますか?本当の性能を割り出すには。


震度3や、震度4などは、6強よりは軽いけど、十分揺れています。
でも、3や4をその都度足していきませんし、(1や2ならなおさら)
「こないだ震度4来たから、100%の性能発揮するために、補修しますね」なんて話はききません。
耐震性能を謳っている建物は、3や4が来たあと、保守点検などにくるのでしょうか?
そして、先述のエクスキューズ「2回きたら厳しい」「2回きたら倒れる」の応用として、【震度4が過去●●回ほど来てますから、6強基準クリヤ家屋であっても、今回の震度6強は、一発目で倒れても仕方ないでしょう。】みたいな理屈になりますか?



話がややこしくなりましたのでまとめます。

震度6強が二回きたら無理。

これを理解(承諾)したとして、

じゃあ、震度1~震度6弱などの、「6強よりは小さい地震」は、何回来ていいの?
という疑問です。

回答 (6件中 1~5件目)

2016/05/26 13:16
回答No.6

なるほどと思いました。素人なので、まともな答えになりませんが、地震以外の出来事でも同じ原理が働いているはずだと思いました。心筋梗塞などは一度目の発作で助かっても2度目の発作では非常に致命率が高くなるそうです。人生のどんな不幸でも一つ一つは小さくとも重なってくるととても耐えられないような結果になるのも全く同じだと思います。普通は家が崩壊するような地震は数百年に一度くらいというような仮定が採用されているのではないでしょうか。今回の地震で熊本城は築城以来初めて石垣が崩壊したのでと思います。一方地質学的な難しい仕組みで比較的大きな地震が立て続けに起きるという想定外のことも重なって丈夫そうに見えたお城の石垣が破壊されました。おそらくあなたが抱かれた疑問は非常に普遍的なものっだと思います。余計なことですが寺田寅彦の「天災と国防」という随筆は非常に示唆に富んでいるものだと思います。

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2016/05/19 16:34
回答No.5

建築基準法の耐震設計では、中地震(5強以下)に対してはほぼ弾性で、大地震(6強程度)に対しては弾塑性で建物を設計することになっています。

弾性というのは、例えば針金を曲げても手を離せば元に戻る状態のことで、要するに中地震が来ても元の状態に戻るので耐震性能は地震の前と変わりません。

弾塑性というのは、例えば針金を強く曲げると曲がったまま元に戻らなくなる状態のことで、この場合大地震がくると元には戻らないので耐震性能は落ちてしまうことになります。
一度大地震を経験したならばかなりの補修をして弾性状態にしなければ元の耐震性能は発揮できないということです。

2016/05/19 15:59
回答No.4

一般の方向けにプロとして回答します。一応、建築士です。

>これは、業界騒然ですよね。
>新規はもちろん、既存も全件見直しになる事態かと。

ぜんぜん、そんなことにはなりません。概ね想定通りです。
唯一異例の事態というのは震度7が余震で起こったことだけです。
震度7が連続して観測された初めての地震という地震記録が残るだけですね。

建物の耐震性能は建築基準法で規定された計算を満足することにより得られます。
建築基準法ではおおむね震度6強の地震に対して、建物内の人命が
守られるようにすることと規定しています。
つまり、建物が崩れて中の人が圧死しなければ法を守っていると言えます。
地震後に再使用出来なくてもOK,赤札が付けられてもOKです。
要は建物が倒れなければOKです。
これが、建築関係者が「震度6強や7に耐える」と言っている内容です。

>震度6強が二回きたら無理。
>これを理解(承諾)したとして、

車の事故で例えると、車で思いっきり止まっている車にぶつけて、ボンネットがぐしゃっと
つぶれるくらいになったとすれば、車を修理するか買い換えますよね?
ボンネットつぶれた状態で走って、また止まっている車にぶつけた場合、どうなると思いますか?
家も同じです。車種によってボンネットがどれだけ壊れるかが違うように、どれだけ壊れるかも家によって違います。

>じゃあ、震度1~震度6弱などの、「6強よりは小さい地震」は、何回来ていいの?

建物によって違いますが、震度0~震度5弱までなら、何回来ても良いです。
但し定期的に目視点検等は必要です。
それ以上の地震ならば、点検して壊れた部分を直すのが原則です。

木の棒を両手で曲げるイメージをした場合に、ある程度の力なら曲がった木も
元通りに戻りますよね?これが震度0~震度5弱までの状態です。

でも強い力を加えた場合、ばきっとおれますよね。これが震度7の地震です。
折れたら自然に治りませんよね?

そこそこ強い力を加えると、木にひびが入る状態になった時が、震度6のイメージです。
耐えたけど、一部壊れているのです。

>「こないだ震度4来たから、100%の性能発揮するために、補修しますね」なんて話はききません。
>耐震性能を謳っている建物は、3や4が来たあと、保守点検などにくるのでしょうか?

ある程度大きな地震の後には所有者がざっと目視でチェックして、どこか心配なところが
あれば業者に相談してください。
車だってそうでしょ?自分でディーラーに車を持ち込んで見てもらうのが普通です。
家はメンテナンスフリーではありません。

以上が、回答ですが一部例外があります。
例えば、大手プレハブメーカーなどは、余震を想定して震度6強クラスの地震を連続で受けても被害が少ないことを実物大試験で確認しているメーカーもあります。
また耐震等級3で作ってもらっていれば、建築基準法の1.5倍の耐震性がありますので必然的に上記の説明よりもより安全になっています。

2016/05/19 03:05
回答No.3

震度7が2回、震度6強・弱は数えきれない。
こんな地震は初めてで今の耐震基準にそんな想定はありません。
最新の耐震基準の家が倒壊したことで証明がつきました。
耐震基準を根本から見なおさなければなりませんね。

お礼

2016/05/19 08:16

ありがとうございます

そうなんです。
大きいのが複数回、といった異例の事態が今回起きました。
実際、2回目で倒壊もあった。

これは、業界騒然ですよね。
今後、耐震性能の話をするときに、「1回だけの性能なのか」や「小さい地震の積み重ねに対する、都度の保守点検は?」「保守点検でクリヤーすれば、初期性能が維持できるのか」など、対地震の根本が変わってきてしまいますね。
どうなのでしょう、業界、何か変更した、あるいはするのでしょうかね。

新規はもちろん、既存も全件見直しになる事態かと。

質問者
2016/05/19 00:42
回答No.2

簡単な話しが
自動車に例えて 一度目の衝突でエアバックが飛び出して辛うじて乗員が助かった
その状態のまま 修理前にもう一度同じ程度の衝突をしたらと考えて どうなりますかって話し

お礼をおくりました

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