富士山が噴火したら

富士山は歴史の中で何回も噴火が記録されていてその中で特に大きかったのが平安時代の貞観大噴火と江戸時代1707年の宝永大噴火。宝永大噴火は火山爆発指数（VEI) 5に位置づけられる大きな噴火ですが、それよりも大きなVEI6の噴火が1991年にピナトゥボ山で発生しています。地質や噴火の種類、周辺の居住状況などによって単純比較はできないのですが、ピナトゥボさんの大噴火の場合120万人の方々が家の倒壊や火砕流に飲み込まれたりしてなくなりました。火山灰による農耕地の被害や世界的には多くの噴煙が巡回して太陽照射の現象、オゾン層の破壊など環境や経済にも影響を及ぼしました。ただ直接的な被害の原因は想定を超えるような現象によるものではないので、富士山が宝永大噴火なみの大噴火を起こした時に問題になるのは周辺に人口密集地が多くそこに降り注ぐ火山灰と周辺の農作物への影響が大きいと言うことだと思います。
桜島の噴火と比べられているようですが、桜島にしても富士山にしてもどれだけ大きな噴火が起るかによって影響が決まるので、単純に比較できないです。富士山にしても直近でも火山活動の兆候はあり、ただ小規模な噴火であれば影響は少ないのでそれだけで大騒ぎにはなりません。桜島でも巨大噴火の兆候があれば周辺の住民には避難命令が出されて学校や会社なんか言ってられないと思いますよ。たまたまそこまで行っていないだけ。
それよりも世界で恐れられているのは有史以来発生が確認されていないけれど過去に地球で何度も起こっているいわゆる破局的噴火。日本でも阿蘇山や鬼界カルデラなどいくつか痕跡があり、アメリカのイエローストーンなどのいわゆるスーパーボルケーノ（超巨大火山）で破局的噴火が起ると人類が滅亡するくらいの大規模な気候変動が起ると言われています。

お礼

2018/06/25 20:29

ご回答ありがとうございます。
ざっくり聞きたかったので皆さんのようなご回答を求めており、どの方もとても参考になったのですが、富士山以上の実例とそれより大きいものについても教えて頂いたこちらをベストアンサーに決定しました。
ありがとうございました！

質問者