東京下町で水害から逃れるには

過去には神田川が増水したり何度かはありますが、今回のような大規模豪雨は事例が無いでしょう。いわゆる想定外ですので、例えば荒川堤防が決壊などした場合、濁流が一気に襲いかかって来て逃げる暇などありません。
高層階に住んでいれば取りあえず水害からは逃れられるかもしれませんが、それも地盤が強固な場合に限られます。地震でもあればアウト。
大雨が降ると地盤が緩むので地震が起きやすくなります、ハイ。
避難するなら早めの決断が吉。車で旅行へ行くのだと思えば何の損害もありません。

東京都は洪水に関するハザードマップを出しています。それを見ればどこに逃げるべきか誰でも分かります。
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/jigyo/river/chusho_seibi/index/menu03.html
今回の倉敷市の洪水も市が出しているハザードマップどおりでした。市民のほとんどはそれを見ていなかった。こうなると自己責任に近いです。

地名で言うと　谷という字がついていない場所です。
渋谷　鶯谷　四谷　千駄ヶ谷
そういうところは低地なのです。
武蔵野台地と呼ばれる　多摩川と荒川に挟まれた地域。
このへんは標高20m以上です。
マンションなら上層階に避難するのもいいでしょう。
食料　水は持参で。

今回のような水害ですとずっと大雨が降っている状況でしょうから、危険だなと思った時点では相当危険な状態であるはずで、そうなると移動することそのものが危険になると思います。今回の災害でも、車で避難する途中に流されてしまった方がいたはずです。

そうなると、原則的にはマンションやビルなどの高層階に逃れるのほぼ一択になるでしょうね。とりあえず倒壊する心配まではありませんからね。

下町か山の手か、地名の通り、安全地帯はやはり山の手でしょうね。
東京駅を起点にして、おおよそ、北側は「東北・上越新幹線」、
南側は「東海道新幹線」より西側ですかね。

しかし、北側には、荒川、隅田川、南側には、多摩川がありますので、
その近くは危険だと思います。

23区で言うと、境目は、山手線（上野－東京－品川）より西側
というイメージだと思います。