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日本原子力発電所は海の近く ウクライナは内陸
2022/03/23 14:40
日本の原子力発電所は海の近くに建設されています。
もしもの時、冷却に大量の水が必要だからと聞いたことがあります。
ウクライナは内陸部にあります。
なぜ日本は津波の影響を受けない内陸部に建設しないのでしょうか?
回答 (6件中 1~5件目)
日本の河川は長さが短い割に高低差が大きく流れが速いため水量の確保が難しく、日本では河川に建設出来ません。
また、台風などで増水したりと流量の変化が大きいのも問題になります。
湖も小さくて水量が少なく水の入れ替わりが比較的遅いため、水温の上昇など環境への影響が大きいので難しいです。
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海沿いも内陸も、水とは関係ありません。
・海水は利用できない(冷却の材料にならない。機械を痛めるだけ。)
・輸入したウランなどを海の近くで受け取った方が安心だから
(ウランを内陸部に運搬している最中の事故リスクを避けたいから)
福島第二原発は
・電力の供給ができなかった。
・建物によっては、地震時に外壁が崩れ、そのおかげで水素を大気開放できていた(この建物は水素爆発を起こしていません。)
・当時の菅直人首相が現地入りしたので、首相対応で現場の作業も止まってしまった。
・東電本社が用意したポンプ車は、原発の規格に合っていないものを用意したので炉心の冷却ができなかった。
・現場の吉田所長が独断で、海水を炉心外部に散布し、少しでも冷却を試みた。(海水を使うということは、今後その原子炉は使い物にならないと言うことなんです)
・炉心内部を冷却することもできず、メルトダウンを起こしました。
(ウランなどの核物質が炉心を溶かして、地中にまで潜りこんでいきました)
今までに原発事故が発生したのは
・アメリカ(スリーマイル島)
・ソ連(現ウクライナのチェルノブイリ)
・日本(福島)
メルトダウンを起こしたのは日本だけ。
放射能物質を地底にまで落としてしまったので、今でも地下から放射能がまかれている状態です。
ドニエプル川なんて利根川より水量も川幅もデカイですから。
それに、旧ソ連時代にお国の方針にイチャモン付けたら逮捕されますからね。流域の市民は不安でも文句ひとつ言えません。
日本で河川に原発の冷却水流したら大騒ぎですよ。
現在の原子力発電所は冷却に大量の水を必要とします。
日本の湖は狭いので、原発の冷却水を捨てると、あっという間に水温が上がって周辺環境が破壊されます。
なので、大量の水が手に入り、多少の熱を出してもかまわない海沿いに作るのです。
蒸気タービンによる発電となれば、核融合炉でも同じ問題があります。
なお、現在開発推進中の次世代原子炉(溶融塩炉や小型モジュール炉)は大量の冷却水を必要としないので山間部にも作れます。
ウクライナのチェルノブイリが福島よりやべえことに
なってたので内陸より海側のほうが良いと思ったのかもね。
津波は想定以上のが来ちゃったし仕方ない。
仕方ないじゃ済まなかったけど、仕方ないものは仕方ない。