Japan Color(ジャパンカラー)でプリント

基本的ソフト側がJapan Color 2001 Coatedを対応していれば、印刷でもそれが再現されると思います。（PhotoShopも20216年に対応していますし）ただ、用紙やソフトの設定によって大きく仕上がりに違いが出るはずですので、モニター画面で表示されている色と、実際に印刷された色を見ながらイメージを調整する必要はあると思います。

実際の印刷現場でも、ロットごとに色が違ってくるのはよくあることです。特に肌色なんかは異様にピンクになったり茶色に寄ったりと調整が必要です。

色見本はあくまでも見本なので、ソフト、モニター、紙、プリンターによって仕上がりは違ってくるかもです。

プリンターの印刷は基本的にCMYK（色の表現方式の一つで、シアン（Cyan：水色）、マゼンタ（Magenta：赤紫色）、イエロー（Yellow：黄色）、ブラック（黒色）の配合比率を変化させて、すべての色を表現する方式。 インクによる印刷など減法混色の系で利用される方式）を利用します。
そして、
Japan Color 2001 Coatedは、コート紙に対する色再現条件に近くしたCMYKプロファイル（変換方式？）なので、コート紙に最適化したものなので、用紙、ソフトの変換値によっては修正が必要になると思います。

"Adobeのソフトのカラー設定で「プリプレス用-日本2」のプリセットを選んだときなどに設定されるJapan Color 2001 Coatedは、コート紙のJapan Color色再現印刷2001の条件に近いCMYKプロファイルです。
　そのため、Japan Color色再現印刷2001の条件でコート紙にオフセット印刷する場合以外でこのCMYKプロファイルを使ってプロファイル変換すると、条件に適さないCMYKデータになってしまい、印刷結果の色も想定していない仕上がりになってしまいます。"
https://omoide-photo.jp/blog/cmyk-profile/

”最新CMYKプロファイル「Japan Color 2011 Coated」がやっとPhotoshopに標準インストールされるぞ！知覚的と相対的の使い分けがこれまで以上に重要に！”
https://iwashi.org/archives/4440


↓こちらはイラストレーター側のソフトでJapan Color 2001 Coatedをコントロールする方法。

”Illustratorからカラーマネジメントを利用してプリンター出力する方法”
”例えば、カラー設定のCMYKの作業スペースに「Japan Color 2011 Coated」を設定します。
　ドキュメントのカラーモードはCMYKモードにし、プロファイルは、［ 編集 ＞ プロファイルの指定 ］で自由に指定できますが、「Japan Color 2011 Coated」にしておきます。
　リンク画像は、Photoshopなどで「Japan Color 2011 Coated」にプロファイル変換しておきます。
　こうすればすべて「Japan Color 2011」で統一されているので、ややこしくなく作業ができます。”
https://omoide-photo.jp/blog/illustrator-printout/


EPSONでもビジネス機種ですと、プリンター側でカラーマネージメントが可能です。

”オフセット印刷機のCMYKシミュレーションが可能
「SWOP」「Euroscale」「JMPA」「Japan Color 2001」の4つのCMYKシミュレーションが可能なので、オフセット印刷機での印刷結果をあらかじめイメージしやすくなります。”
https://www.epson.jp/products/bizprinter/lps9070ps/feature_1.htm


こちらも参考に！

「Japan Color 2001 Coated」に関する質問と回答
https://okwave.jp/search?word=Japan%20Color%202001%20Coated