就業促進定着手当と、再就職手当って、何が違うのでし

　ザックリまとめると。
　再就職手当は「再就職するまでが早い」と給付される手当。
　就業促進定着手当は「再就職前後での給料ダウン」で給付される手当。
　です。

・再就職手当
　失業者は条件を満たしていれば、一定の期間は失業保険を受給できます。
　この制度に対して「せっかく貰えるなら満額貰おう」つまり支給期間の間は積極的には就業しないでおこう、と思われると結果として失業期間が長くなってしまいます。
　それを防ぐために、失業保険の給付期間がいっぱい残った状態で就職した人には、残りの給付分に基づいたボーナスを給付します、というのが再就職手当です。

・就業促進定着手当
　上記の再就職手当を受給した人のうち、転職で給料が下がってしまった人が受給できる手当です。
　当然ですが、失業して再就職しようとする人は、出来るだけいい条件を探します。しかしそうして選り好みしているうちに、失業期間が長引くケースがあるわけです。こちらはそれを防ぐ意図の手当です。
　つまり「多少条件が悪くてもチャッチャッと転職しなさい。お金は多少面倒みるから」という国からのメッセージですね。