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投信のタコ足配分について
2014/06/26 22:02
投信のタコ足配分についての質問です。
身の丈以上の分配金を資産から削って出している、ということだと思いますが、
購入者に生じるデメリットは何ですか?
基準価格が下がるということでしょうか?
基本的なことかもしれませんが、わからないので教えてください。
質問者が選んだベストアンサー
こんにちわ。
株式会社は、タコ足配当が法で禁じられています。会社法465条です。しかし投信にタコ足分配を禁じる条文はありません。
投信のタコ足分配は、仰るとおり身の丈以上の分配です。投資家が出資したお金を、そのまま投資家にお返ししているだけ。増えて戻ってくるのではなく、ただグルッと回って戻ってくるだけです。投資家にとっては、右のポケットから左のポケットにお金を移動するのと同じ。意味なんて無い。否、無意味を通り越して、害でしかない。
投資家は投信にお金を入れる時に、購入時手数料を負担します。これが3%だとすると、10,000円を投じると、投じた瞬間に300円が差し引かれ、残金の9,700円が投資されます。この9,700円から1,000円が貴方に分配されると、貴方の資産は、投信に8,700円、ポケットに1,000円、となります。グルッと回るだけで3%減るというから、百害あって一利なしです。
多くの投資家が、この特別分配を利益だと勘違いをしているのです。分配を受けるたびに、儲かったと勘違いをする。しばらくすると投信口座の残金がゼロになり、分配が止まる。投信会社に電話をして「何で今月から分配が止まったんですか?」、投信会社「貴方の口座の残金がゼロになったからです」、投資家「嗚呼、アレ利益じゃなかったの」・・・とこんな具合です。
分配はゼロが王道。30年間一円も引き出さない、そんな気迫で投資しましょう。健闘を祈ります。
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
デメリットは無駄な手数料を払い、投資効率が落ちていることです。
再投資する場合は税金も無駄になります。
100万で毎月1万円の分配金がでるような投資信託があるとします。
年間12万ですね。
このうち8万円がたこ配だとすると、とても手数料の高いATMで毎月勝手に
引き落とされているのと同じです。信託報酬1.5%なら1.5万円の手数料を払ってますからね。
ただ、たこ配当も微妙なんです。
例えばリートの場合、
1万円の配当で
家賃収入が2000円だとします。
残り8000円がたこかというと、そうでもなく最近の運用ルールでは不動産自体の売買もあるので
そういった運用益、運用損も含まれます。
不動産のプロといえばプロなので、極端な例ではダメ物件を誰かに高値で売りつけるのに成功すれば
結果として自分たちは笑うことになります。
3000円の売買益があるかもしれません。
基準価格が高いから良い
純資産総額が多いから良い
銀行、証券会社の営業が進めるから良い(一番ダメ)
というのは間違いです。
より効果的な投資、株式、ETF、先物などいろいろありますが毎日、24時間相場や経済ニュースを
気にしなくて良い。というのが投資信託のメリットですね。
手数料は高いですが、どこまで必要経費と考えられるか?でしょう。
年間決済型、半年に1度のやつはたこ配はほとんどないと思います。
お礼
2014/07/01 18:52
分かり易い説明をありがとうございました。
リートの件、参考になりました。
お礼
2014/07/01 18:46
分かり易い説明をありがとうございます。