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資産運用 投資信託か国債か
2014/10/16 11:14
現在使う予定のない 1000万の運用について教えてください。
現在、定期預金していますが、一番良い年利率で 0.2%から0.45%です。
ふと 毎月分配型の投資信託がいいのではと思いました。
ハイグレ-ドオセアニアボンドオ-プン(杏の実)はどうでしょうか?
元金割れの場合もあるとは思いますが、まったくの素人です。
メリット・デメリットを教えてください。
それと、現在の預金よりは、ひょっとすれば国債のほうがいいのでしょうか?
それも合わせてお回答お願い致します。
質問者が選んだベストアンサー
私はそのファンドを知りませんので、一般論ですが。
まず指摘したいのは、「毎月分配型」というのは「儲からない」という現実です。
毎月分配型というのは、原則として毎月決算し、毎月分配作業をするということなのです。
そのために膨大な費用を「利益」の中から支出します。変動する債券の価格を調査する調査費用。計算するための人件費。決算書類作成・印刷費用、質問者さんたちに郵送する作業の人件費と封筒や切手代金。質問者さんの口座に振り込む振込料・・・ 。
つまり、本来なら質問者さんが受け取るはずだった利益が、その莫大な費用分、「減る」わけです。分配してもらえるのは、残り滓。
ファンドのよっては決算などは毎月やらないようなものもあるかもしれませんが、毎月報告書を作ったり振り込むための費用がかかるのは避けられませんので、儲からない(もっと儲かったはずなのにこんだけ)というデメリットは避けられません。
次にどっちに転ぶかはわからないリスクとして、景気動向や金利動向によって、債券価格元本割れし、ファンド1口の単価が元本割れする場合があります。逆に言うと、1口単価が高くなる場合もあります。
また、そのファンドが外貨建てだと、為替相場による元本割れするリスクや、逆に大もうけできる可能性があります。
オセアニア・・・ というと、資源関連企業の債券が大きな割合をしめているものと思います(目論見書など参照のこと)。そういうファンドは、「変動幅が大きい」という傾向があります。
大笑いするか大泣きするかの可能性については、組み入れ状況がわからないので意見は言えませんが、こういうものを買う時は大泣きする覚悟をしておかれることをお勧めします。
定期預金と国債の金利は変動しますので、銀行・郵便局でも行かれた際、「今の」金利をお尋ねになってください。
定期金利も国債金利も、お金を払った「後」の約束ですので、過去にどうだったかは意味がありませんから。
あえて言えば、今は買おうとすれば誰でも国債を買えます。定期と国債のどちらかが「明らかに高率」となればそっちにみんな移動しますので、他方が困ります。
困らないために、現実には「大差ない」ようにしてあります。
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お礼
2014/10/17 11:06
御回答有難うございます。
私が地道に働き、コツコツ貯めたわずかな預金です。
大泣きする覚悟は、まったくございません。(笑)
世の中そんなに良い話はないということですね。
「欲は禁物」だということですよね。
とても詳しくわかりやすくご説明くださり、よく理解出来ました。
本当に有難うございました。