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2023/02/24 12:05
レントゲンなどで使用されるX線ですが、
なぜ大気で吸収されないのでしょうか?
波長200 nm以下の光は、酸素が強い吸収を持つため、大気中で観測できないはずです。
一方、レントゲンやX線回折装置は大気中で使用できる装置です。
なぜこれらの装置では、真空にしなくてもX線を検出できるのでしょうか?
『大気中で観測できないはずです。』というのは天文学的な観測には使用できない、という意味だと思います。
この場合はそもそもの強度も違いますし、何より大気の『厚さ』が違います。
大気圏の厚さ(高さ)は基準により異なりますが、少なくとも100kmはあります。
対してレントゲンの場合は照射から受光まで1mもありません。
可視光線に例えるなら、海水に吸収されるため深海に太陽光は届きません。しかし浅瀬なら届きます。
酸素が強い吸収を持つと言っても、全てを逃さず吸収するわけではないので、あとは強度とのバランス次第になります。
皆様、お返事ありがとうございました。
甲乙つけがたかったのですが、自分として最も納得感のあったベストアンサーはkon555さんとしました。
ありがとうございました。
2023/02/27 12:53
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そもそも、患部に適量が届くように出力を調整しているから。
つまり減衰は織り込み済み。
それと、医療用X線は数センチ~数十センチの距離から照射される。
そういう短い距離なら大気吸収の影響もそれほど強くない。
もちろん数メートルも離して照射すれば減衰が酷すぎてまともな像を結ばない。
大気によって吸収されると言っても、大気に触れた瞬間100%吸収されるわけではありません。
レントゲンなどの装置では照射源から受光部までの間で吸収される分を見越して、必要な量のX線等を照射します。
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