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旋盤でチップ交換時寸法がばらつく要因について
2024/10/07 11:38
鋳物加工を行っている会社です。
メインはMCでの加工ですが、一部NC旋盤も使用しています。
NC旋盤で仕上げチップを変える際、チップ交換後一度0.2mmほど逃がしてから、狙いの寸法に加工します。すると1個目のワークと2個目のワークで比較すると内径で見ると0.02ほど小さいものが出来上がってきます。
この寸法の差は1個目のワークの場合仕上げの取り代が0.2mm(2度掛け時)に対し、通常時は0.5mmであることで取り代が変わり、2個目のワークが削れなくなったことが起因していると考えて、
チップ交換時に荒・仕上げともに0.5mmずつ逃がして加工し、計測後狙いの寸法で加工する形をとりました。1個目、2個目のワークの仕上げの取り代は変わらないはずなのですが、同じように2個目のワークの内径寸法は0.02程度小さくなりました。
取り代が影響しないとなると、加工時の熱等が影響するのでしょうか?
ワークはFC25です。
※OKWAVEより補足:「技術の森( 機械加工)」についての質問です。
回答 (2件中 1~2件目)
一時期NC旋盤オペで加工をしていた時の経験からですが、新品チップは新品なりに刃先のエッジがキンキンに立っているので、交換後しばらくは刃先が急激に摩耗していくのか削れない方向(内径は小さく、外径は大きく)に寸法が変異して安定しなかった覚えがあります。
上記見越して新品時は補正を公差内で少し大きめ(削る量を多めに)に入れて流しつつ、様子を見ながら数回ごとに測定・補正しなおしていました。
しばらくすると刃先の摩耗がひと段落して安定するのか寸法も安定してきた記憶があります。
ご参考まで。
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