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単相三線式回路の短絡電流の求め方
2024/10/23 17:15
下記仕様の単相トランスの二次側の外線間での短絡電流はいくらになるでしょうか。どなたか計算方法をご教示願えませんか。
単相容量50kVA、一次電圧6.6kV、二次電圧105/210V、%インピーダンス2.87%
電力会社諸元:10000kVA基準、%Z:37.976 受電点からのケーブル長は不明
事故点は単相変圧器二次側直近
U-V間を往復するので配線のインピーダンスを2倍するのではないかと思いますが、配線のインピーダンスが不明な場合の計算として、受電点の%Zを2倍するもしくは受電点の%Zと変圧器の%Zを足したものを2倍すればよいのかわかりません。
よろしくお願いします。
質問者が選んだベストアンサー
電力会社諸元:10000kVA基準、%Z:37.976
50kVA基準に換算すれば、37.976%×50kVA/10000kVA=0.1899%
降圧トランスの%インピーダンスに上記の値を加えれば、
2.87%+0.1899%=3.06%
2次側の定格電流は、50kVA÷210V=238A
短絡電流は、238A÷3.06%=7778A
U-V間を往復すると考えて、配線のインピーダンスを2倍するような計算をすることはありません。とはいっても、電力会社による10000kVA基準、%Z:37.976の値は、3相平衡負荷を対象とした値なので、単相負荷を対象とした場合には誤差が生じます。誤差が生じたとしても、
0.1899%の値が多少前後するだけですので、単相変圧器二次側の短絡電流を支配する要素は、変圧器の%インピーダンスだけと考えて計算すれば、主幹ブレーカーの選定などにおいて安全側の短絡電流を計算できます。
1次側のVCBやPFに要求される遮断容量を計算する必要があるならば、電力会社に相談しましょう。
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お礼
2024/10/23 21:33
大変勉強になりました。