ＤＬＣ処理の詳細を知る

ガラスと鉄とを比べるとどちらが硬いでしょう？
理系のかたなら、「ガラス」ですよね｡

仮に、豆腐にガラスコーティングしたと考えましょう｡
これを、金鎚てたたいたらどうなりますか？
前の回答の方々もおっしゃられていますが、
母材の強度が充分でないと、「豆腐」もろともつぶれちゃいます｡

素材にあわせた柔軟性＆硬度を持つ表面処理を探しましょう｡
アルミなら、ニッケルぐらいが妥当だと思います｡

　ＤＬＣはダイヤモンドではありませんが、その構造から強度は高いが柔軟性に欠けるといった特徴があります。従って、軟らかい母材ではすぐに剥離を起こします。イオンミキシング法でやれば多少は剥れにくくなるかもしれませんが、クラックの発生が懸念されます。
　アルミにＤＬＣを載せる目的がよく分かりません。装飾用なら別の工法を考えられた方が良さそうです。

アルミはとりあえず着くけどすぐに剥げて無理です。
ハイス鋼ダイス鋼も剥げます。
まともに使えるのは超硬あたりの硬度があるものだけです。
簡単に言うと母材がたわむものはＤＬＣがついていけず剥げるといったところです。
山口の宇部の和興産業(ＨＰ無し)に聞いてみてください。
ＤＬＣ以外のコーティングを紹介してくれるでしょう。

ｱﾙﾐのような軟質材料にはDLCしても効果はあまり無いのではないかと。薄膜表面処理はその下地素材はある程度硬い方が効果あります。
ｱﾙﾐ素材に硬質材料を溶射してある程度硬度を上げてからDLCｺｰﾃｨﾝｸﾞすることで実績あがっております。
ｱﾙﾐ素材への表面処理なら他にも方法あります。例えば酸化ｸﾛﾑのｺｰﾃｨﾝｸﾞや、ｸﾛﾑ炭化物分散ﾒｯｷなど。