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テフロンとゴムの接着について
2023/10/12 19:23
- テフロンコーティングされたフランジパッキンについて、ゴムとの接着の安定性についてお伺いしたいです。
- 高温での使用時に、テフロンとゴムの収縮率の違いから接着が外れる可能性はあるのでしょうか?
- テフロンの溶解温度とゴムの熱収縮率について詳しい方、教えていただけると嬉しいです。
テフロンとゴム
2001/02/18 22:48
はじめまして。
フランジパッキンの接液側がテフロンコーティングされているのを見かけます。
テフロンを成型した後、ゴムを焼き付けているように思えます。
ゴムとテフロンの収縮率はかなり違うと思いますが、高温(ゴムでは150度付近)で使用する場合、接着が外れることはないですか?テフロンの溶解温度と、150度付近の熱収縮率をご存知の方は教えて下さい。よろしくお願いいたします。
回答 (3件中 1~3件目)
テフロンシート(成型品)にゴムをプレスで加硫接着する方法があります。その場合はプライマーを使用してテフロンとゴムを熱加硫プレスで一体にします。ある程度の厚みが必要になりますがそうすると接着強度は高くなります。
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フランジパッキンでコーテングされているという話ですが、
テフロンはデュポン社の製品名ですので、フッ素ゴムコートをしてあると思います。フッ素樹脂をコーテングした物とフッ素ゴムをコーテングした物の2種類有ると思います。貴君が見たのがどちらでしょうか。
ゴム系ですとフッ素ゴムに多量のカーボンを入れ、溶剤で溶かし、架橋材等を入れペースト状にした物(塗料的にして)を塗ります。
少しのゴム弾性があるならばこの方法です。ちなみに温度的には300度は持ちます。故にゴムとテフロンをというのはフッ素ゴムとフッ素ゴムをコーテングした物をと理解すれば両者の接着関係は簡単です。
これは一般的には非常にわかりにくい物ですので詳しくお知りになりたい場合は連絡くださればお話をいたします。
私の知る範囲でお答えいたします。
まず通常上記のような製品は"ゴムびき”と呼ばれているようです。
テフロンのM.Pは325度近辺ですから、150度は基本的に問題ないと思います。また熱膨張差ですがゴムが弾性体ですので、硬質の材料同士の接着のようなドラスティックな剥離はないと思われますが、剥離の問題はたまに聞きます。
特に用途的に壊れれば交換ですむ用途は問題ないようですが、特殊な薬液・スラリーの制御に使用する場合はコンタミの混入などで嫌われるようです。このような場合は100%フッ素樹脂(テフロン)で対応するのが良いと思われます。
以上お答えになっているでしょうか?
補足
0002/11/30 00:00
早速の回答、ありがとうございます。
大変参考になりました。
100%フッ素樹脂(テフロン)とありますが、テフロンにもいろいろとグレードがあるのですか?
ちなみにテフロンの成型は、注型、射出、圧縮のどれでも出来るのでしょうか?
ゴムとの接着は、熱圧着だけですか?または接着剤等使用するのでしょうか?
重ね重ねすいません。
補足
0002/11/30 00:00
回答ありがとうございます。私が見たのは、外側が黒いゴム、内側が白いテフロン(フッ素樹脂)でした。フッ素同士だと相性が良くて接着し易いとかあるのでしょうか。そうすると恐ろしくコストが高そうですね。ちなみにフッソゴムにフッソゴムコーティングする時は、どんな用途で使うのですか?