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亜鉛クロメートのめっきについて
2023/10/13 12:24
- 亜鉛クロメートとは、亜鉛と黒クロメート処理を施したコーティングのことです。
- 亜鉛クロメートめっきの問題点として、高温での焼付けにより亜鉛が剥がれることがあります。
- 亜鉛クロメートめっきをする際には、焼付け温度を下げたり、保護剤の使用を検討することが必要です。
亜鉛クロメートについて
2003/02/14 17:15
亜鉛、黒クロメート後に、350℃ー2分の焼付で
亜鉛が剥がれます。膜厚計で計ると、6μのめっきに対し、テープ剥離のほうに5μ、剥がれたほうに1μのめっきが残っています。テープには両面黒い亜鉛が着いています。どのようにめっきをすればよいのか、教えてください。
回答 (3件中 1~3件目)
その後どうなったのでしょうか?
問題が解決したなら締め切りませんか?
それと結果を教えていただけると助かります。
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まず現象から考えられる原因についてあげてみましょうか。
亜鉛めっきが膜の中間で剥離する事から、亜鉛めっきの途中に問題があると考えられます。密着不良となると、大抵がめっき素地の前処理と考えますが、剥離した両側に亜鉛があるのならめっきの途中で生じたものと考えていいでしょう。素材側に1μm、テープ側に5μmに分かれるのなら、亜鉛めっきを開始してからめっき時間の1/6を経過した時点で何らかの異常があったと考えるべきでしょう。
めっき中にトラブルが発生する事から考えると、めっき装置はエレベータ式かバレルではないのでしょうか。前者の場合、給電レール上をハンガーが移動しながらめっきするため、電流の中断が生じたのかもしれません。この中断した際にバイポーラ現象が起きたと考えられます。後者の場合も、電流が断続しつつめっきすることに変わりないので、被めっき材が浮き上がったことも考えられます。また、バレル壁面に張り付いて、バレル壁面の穴の形状で高電流密度でヤケの現象が起きることもあります。
>テープには両面黒い亜鉛が着いています。
この文の意味が曖昧なのですが、テープの粘着剤が直接接触しているのは、黒クロメートですよね。だから、テープ側の表面が黒いというのは、まあ当然でしょう。この文だと、亜鉛の破断面も黒いと受け取れますが、それなら素材側に残った亜鉛の破断面も黒いと思いますが、これでよろしいのでしょうか?
破断面が黒いとして、この黒い部分に何が存在したのか分析しておられますか? 黒いということだけから考えると、亜鉛の硫化物か酸化物を疑います。亜鉛めっきにピンホールがあって、亜鉛めっき皮膜の内部にまで黒クロメートしたというのはちょっと無茶な発想かもしれませんが、検出される元素によりけりでしょう。剥がれた部分の元素分析とそのマッピングを行うことをお勧めします。
いずれにせよ、もう少し詳細な情報が必要です。特定の対象、特定の治具、治具の場所などの基本的な発生傾向から把握しないと、無理です。
お礼
2003/02/26 09:01
ご丁寧な回答有難う御座いました。
試行錯誤で解決を計っています。
亜鉛後の、200℃ー2時間焼付で、表面の亜鉛がテーピングで取れる、つまり、以前と比較して、深層部分の剥がれから、浅い部分の剥がれにと変化しました。黒クロメート液調整で、浅い部分の剥がれを防ぐ方法を探そうと思っています。
問題は、このようにして解決しました。
1、亜鉛めっき、2日間放置乾燥、硝酸、黒クロメート処理。樹脂塗装の前に350℃ー5分、樹脂浸漬。
2、原因は、亜鉛めっきの中に、水分が残り、めっき塗膜間の密着に影響を与えているのではと思います。
質問の意図が良くわかりません。
現在の問題点と要望を詳しく書いていただかなければ答える側には伝わりませんよ。
お礼
2003/06/28 10:23
このように解決しました。
1、亜鉛めっき 2、2日間放置乾燥 3、黒クロメート処理 4、350℃ー5分 5、樹脂塗装
2、原因は、亜鉛めっき塗膜間の水分が残り、残った状態で350℃乾燥が、めっき塗膜に影響を与えるものと思います。