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シャルピーの衝撃試験で炭素含有量が少ないと衝撃値は小さいのか?
2023/10/14 03:24
- シャルピーの衝撃試験において、材料の炭素含有量が少ないほど衝撃値は小さくなります。
- 炭素は材料の強さや硬さに大きな影響を与えるため、炭素含有量が少ないと材料の強度が低下し、衝撃に対する耐性も低くなります。
- したがって、シャルピーの衝撃試験では炭素含有量が少ないほど材料は衝撃に弱くなる傾向があります。
シャルピーの衝撃試験について
2005/12/19 02:33
炭素含有量が少ないとシャルピーの衝撃値が小さいのですか?
回答 (2件中 1~2件目)
一般的に申し上げると、鋼材の場合、炭素含有量が高いほどシャルピー衝撃値は低くなります。すなわち、衝撃値は硬度の高いものほど低い値を示し、炭素量の多い材質ほど硬さは高くなる傾向にあるからです。たとえば標準の調質処理を施した機械構造用炭素鋼の場合を例にとると、S35C(C,0.35%)では、硬さHB167-235,衝撃値 98 J/mm.sq.以上、 S45C(C,0.45%)では、硬さHB201-269,衝撃値 78 J/mm.sq.以上、 S55C(C,0.55%)では、硬さHB229-285, 衝撃値 59 J/mm.sq.以上となります。なお、鋼材の衝撃値に及ぼす、その他の変動要因としては、粗大化した結晶粒度や不純分はマイナスに、ニッケルやモリブデンなどの合金添加はプラス効果があります。
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一概にはいえませんが
どういう試験片でそういうことを
お考えになったのか前後の関係は不明な為
一般的な考えでお答えします。
普通は、軟鋼になれば(C%が少ない)粘性が
でるので衝撃値は上昇します。
但し、ノッチがVノッチだと変化が少ないと思われますから
この手の材質にはUノッチの切り欠きを採用します。
それで比較すれば理解・納得されると思います。