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コーティングワイヤーの問題と代替案について
2023/10/14 06:17
- コーティングワイヤーを使用している際に出るコーティングの粉が問題となっている。頻繁なメンテナンスが必要であり、他のメーカーのコーティングワイヤーを検討している。
- メーカーによってコーティングの出方や加工速度は異なる。変わらない性能を持つ代替のワイヤーも検討している。
- 価格なども考慮しながら、現在使用している「Sodick Z WIRE」に代わるおすすめのワイヤーやメーカーを探している。
亜鉛コーティングワイヤーについて
2005/10/12 07:33
はじめまして、よろしく御願いします。
早速質問なのですが、今使用しているコーティングワイヤーが、
加工時にコーティングの粉?が出て、頻繁にメンテナンス(ガイド、ダイス、パイプの掃除など)
をしないと自動結線がうまくいきません。
なので、他のメーカーのコーティングワイヤーを検討しています。
やはり、メーカーによって粉の出方、加工速度等は異なるのでしょうか?
または、コーティングワイヤーに変わる、おすすめのワイヤーなど、あるのでしょうか?(加工速度などコーティングと変わらないワイヤーとか)
その他に、価格なども考慮して検討しています。
ちなみに、今使用しているワイヤーは「Sodick Z WIRE」で
使用している機械は「Sodick AQシリーズ」です。
長くなってしまいましたが、よろしくお願い致します。
なにか不足な点等ありましたら、お手数ですがお知らせ下さい。
それでは失礼いたします。
質問者が選んだベストアンサー
ソディック(KHS社)のZワイヤですか。このワイヤは韓国のOPEC社にOEM生産している亜鉛被覆黄銅線です。ワイヤ表面がポ-ラス状にしている上、拡散処理をしていないため、100%亜鉛粉が吹きまくります。価格が安くそれなりの加工速度が出るため、飛びつきやすい商品ではありますが、亜鉛粉によるガイドダイス詰まりや二次放電による加工面劣化等精度を要求されるお客様には不向きですね。亜鉛被覆電極線は、ドイツのベルケンホフ社が基本特許を所有していましたが、数年前に有効期限が切れ各社亜鉛コ-ティングワイヤの製造を始めたわけですが、簡単にマネ出来る代物ではありません。ただ単に電気メッキや溶融メッキすれば良いのではなく、亜鉛粉が発生しないようワイヤ表面の亜鉛をうまく調質する技術が不可欠となります。
私が各社亜鉛コ-ティングワイヤを比較テストした結果では、やはりベルケンホフ社(国内ではオベロン社が代理店)のCOBRA CUT Aワイヤか日立電線のHIHワイヤがベストでした。価格ではCOBRAよりHIHワイヤの方が安いですし国内品ですので、HIHワイヤがベストではないでしょうか?
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お礼
2005/10/18 22:22
早速の回答ありがとうございます。
詳細で分かり易く、とても参考になりました。
そうですね、日立さんなら、普通のワイヤー線で使用しているので、
早速あたってみたいと思います。
コーティングワイヤーもいろんなメーカーから出ているので、どれがよいかなど、なかなか調べにくかったので大変助かりました。