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2005/04/27 15:00
SECC(電気亜鉛メッキ鋼板)へのメッキについて教えてください。
現在、製品の外観部品に、SPCCにメッキ(クロメート)処理を施した鋼板を使用しています。
外注先の鋼板の入手性の問題から、SECCにメッキ(クロメート)へ変えたいとの依頼がありました。
このようなケースは初めてなので、判断に困っているのですが、単純にメッキにメッキなので問題ないと考えてよいものなのでしょうか?
もともとのメッキが溶け出してしまうなど、悪影響はないものなのでしょうか?
めっきの前処理工程で、もともと付いてるめっきが溶けると思います。
綺麗に溶ければ問題なく後のめっき工程で再び亜鉛めっき、クロメートが
付くと思います。
めっき鋼板ですと端面にめっきが乗らないでしょうが、
後めっきなら端面に付くと思いますので、耐食性に関しては
寧ろ向上すると思います。
前処理でめっきが残った部位が有っても、
その上から亜鉛めっきは付きます。
その部位の耐食性、密着性は特に問題無いと思います。
ニッケルめっきなら密着性への懸念が出てきますが。
ただ、外観としてその部位は少し凸状に見えるのかもしれません。
(外観に関しては全く経験が無いので完全に推定です)
溶けきらない場合でも、前処理工程の特に塩酸の酸洗浄の
条件を調整すれば溶けきると思います。
亜鉛めっき鋼板ではないですが後めっき品の不良品を
再めっきする時があります。本来塩酸で剥離してから
めっきラインに投入するのが通常ですが、面倒臭かったので
そのままめっきラインに投入した事が何度かありますが
特に外観に問題無く再めっき出来た経験はあります。
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2005/04/27 22:11
早速の回答ありがとうございます。
なるほど、もともとのメッキが溶けてしまうのですね。
前処理工程でもともとのメッキが綺麗に溶けきらないということもありえるのでしょうか?
その場合、後のメッキ工程で、その上から綺麗にメッキがつくものなのでしょうか?
丁寧なご回答ありがとうございます。
大変参考になりました。