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2008/12/26 22:01
みなさん アドバイスありがとう御座います やはり溶接方法と後処理が原因なんでしょうか?? 私としてはもうひとつすっきりしません
もう少し 具体的に言いますのでご指導お願いいたします。
当社は ステンレス専門の板金をしておりまして 0.8から3ミリ程度が主流でしてほかにも 洗浄槽はいろいろ作っており 他にもオートクレーブの圧力タンク 5Lから40L程度のもの その他カバー類なども作っています
そのほとんどが溶接が絡んでおりますが 今回のような錆のトラブルは初めてです いままでこんなトラブルはありませんでした。 さて今回の水槽ですが sus304t1.2mmで 前底後3方を折り曲げ 左右の板を張り付ける
大きさは250角程度のサイコロのような形のシンプルな作りで 接合個所をアルゴンで溶接するわけで 仮付け溶接をして 外側よりフリーハンドで溶接しました 仮付けのときはバックールドは行いませんが 本溶接のときはアルゴンガスでバックシールドをしました。 溶接棒は入れておりません 仮付けの焦げはありましたが バックシールで内側の焦げは少なかったと思います。
ほとんどの製品がこの方法で行っています。 私が見る限り溶接が不十分だったところに ゴミが入り それが純水にて浮き出て錆びた様な感じがしてならないんです??? その他の製品で90℃で1時間くらい熱をかける
洗浄機 や オートクレーブのタンクも 水や温度をかけるわけで 錆のトラブルはないんです 今回の製品も客先の 都合で 4回ほど試作を繰り返し
ロット制作に至ったわけで 試作では問題なしでした ですが試作の完成後 客先でデータ取りの最中に 溶接には関係ないところ 水槽の表面で錆が出たことがありました 結局原因はよくわからず 水が悪かったか?? でうやむやになっていました。 今回気になるのは グラインダーがけした ステンレスの粉が 鉄粉除去剤で紫色に反応することです #400の研磨材の表面も反応する グラインダーがけした面も反応する 細かくなったSUSは鉄に近くなるのではないか?? そんなことはないのでしょうか? 皆さんも一度試してみてください そこで私はその粉を錆らかそうと酸につけたり 純水につけたりしましたが錆びないんです、、、、 どうなのでしょうか??
以下のURLの"腐食・割れ"項目を参照してみて下さい。
http://www.hsk.ecnet.jp/sus-kaisetu.htm
そして、詳細内容は、専門書で確認下さい。
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過去の質問履歴も拝見しました。非常に多くの検証をされているのですが、
最初の直感(もらいサビ)から抜け出せないでいるように感じます。
>鉄粉除去剤
この薬品は鉄を含む物質に反応すると思ってください。ステンレスは鉄合金ですから
反応するのは不思議ではありません。ですから鉄粉除去剤に反応するからといって、
鉄粉が付着しているとは言い切れません。
>#400の研磨材の表面も・・・グラインダーがけした面も反応する
2B材なら問題がなかったことをご自身で検証されています。
つまり#400やグライダー仕上げでは「さびやすい」ことを立証されているのです。
では、何が違うのか?
答えは過去の回答の中にあるように不働体皮膜の形成のされ方にあります。
磨く、削る行為は不働体皮膜を破壊することになるので錆びるのです。
>グラインダーがけしたステンレスの粉が鉄粉除去剤で紫色に反応する
研削粉は非常に高温にさらされます。このような高温では不働体皮膜が破壊されます。
つまりこの薬品に直ちに反応するのはまったく当然といえます。
>粉を錆らかそうと酸につけたり・・・純水に・・・錆びないんです
酸中と水中では腐食の機構が違います。酸の中では鉄が溶けるだけでサビは発生しません。
一方、水中では水中の溶存酸素により、茶色のサビが形成されます。
しかし底の深い容器の中で試験をされていると、溶存酸素量が不足して錆びないことは
良くあることですし、今の気候のように水温が低ければ、サビの発生も極めて遅いとい
うこともあります。
ですから、これもなんら問題となるものではありません。
今回の問題発生の原因と対策はすでに多くの回答者の方と同じ意見です。
サビの発生状況、量、頻度、製造工程から考えれば、やはり溶接方法と後処理というのが
妥当だと思います。
>仮付けのときはバックールドは行いませんが
この部分がとても気になります。アルゴンガスの「バックシールド」と思うが
例え仮付けでもやらないと酸化して、そこから錆が発生するのに違いないが
板厚がSUS304t1.2で薄く、接液部側の酸化の防止を重点的にしてはどうか
仮付溶接・酸化部のコゲを酸洗いで取り切れなかったか何故か残ったかと思う
グラインダー掛けした時に出るステンレスの微粉を同じステンレス生地に当て
た箇所から錆が発生することは良くある。ステンレスと言っても18-8から残部
の生地74%近くは鉄・Feなのであるから、熱を加えたり加工したりすることで
変態して組織そのものが変わり錆び易くなったとも考えられる。また、微粉が
ステンレス生地に喰い込み傷となって「隙間腐食」や「もらい錆」にも繋がる
ステンレスは錆び難いのであって、条件が揃えば容易に錆びてしまうのである
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