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2008/12/12 07:24
旋盤加工をしている者です。
顧客先の製品仕様にて
疑問があるので投稿し、
皆様のお知恵を拝借したいと
思います。
顧客から頂いた見積り図面に
降伏点の管理が謳ってあり、
理由を尋ねると、後工程にて
「ひずみ」が発生するため、
降伏点で現状は管理しているとの
回答でした。
降伏点が高いと本当に
「ひずみ」対策になるのでしょうか?
私の知識では、似てはいますが
ヤング率を高めることが「ひずみ」
対策ではないかと思ってます。
現状では引抜にて降伏点を管理
しているそうです。
私は熱処理で管理出来るのではないかと
考えております。
私の考え方は間違っていますでしょうか?
皆様のお知恵を貸してください。
宜しくお願いします。
引抜きというのは、成形型の中に素材を冷間/熱間で通して加工することから
恐らく素材の降伏点/引張り強度/硬度によりその精度もばらつくだろうから、
その管理もをするというのは、そのメーカーの製造のノウハウかも知れません
「ひずみ」については、「引抜き」自体が塑性変形なので「降伏点」から
どれ位、塑性変形させるかにより加工後の遅れ?変形:ひずみとなるのでは?
そもそもワークの実際の降伏点は非破壊で計測出来ないからショワー硬さ計
などの非破壊測定と思うが、丸棒形状なら計測のバラツキも多くなりそうだ
それを機械加工でやるというなら御社のメリットを提出するのが良いと思う
例えば機械加工なら加工費が安い?とか加工精度が安定し品質向上できるとか
しかし引抜き加工よりも機械加工の方が安価とは、どうしても思えませんねぇ
また熱処理も理屈は判るが、問題はコスト。これが一番のネックじゃない?
ありがとうございます。
対象製品はパイプです。
径もφ160~φ250くらいまで
様々なんです。
熱処理の理屈は判ると仰ってくださった事が
私には一番嬉しいことです。
?の回答をくださった方にも
同じような事をお礼させていただいたのですが、
私は自分の考えに自信が持てなかったのです。
確かに、理屈では熱処理で管理が正しいとしても
仰る通りコストが問題になるので、なかなか簡単には
仕事に結びつかないと思います。
偏屈かもしれませんが、間違った認識で
いる事がイヤなたちなので・・・
個人的な勉強で終わってしまっても
いいかなとも最近思えてきます(笑)
2008/12/16 14:54
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降伏点を高くしてひずみを抑制できるかどうかはちょっと怪しいと思いますが、
降伏点が高いと言うことは、弾性限界が高いと言うことですので、少しくらいの変形なら元に戻ると言うことではないでしょうか(あくまで弾性限度内)
またヤング率はその材料固有の値で、ほとんど変化しないと思ってください
(ただし温度による変化はります)
>現状では引抜にて降伏点を管理しているそうです
との事ですが、引抜ということは、当然内部ひずみがあるわけで、その後の加工により変形しやすくなっていると考えられます。
したがって、貴殿の考えのように熱処理で管理するほうが真っ当な方法ではないでしょうか。
丁寧な回答有難うございます。
私の考えが的外れでないという意見を
いただけた事が大変嬉しいです。
私どもは切削加工を商売にしているので
加工時間の短縮を突き詰めていけば、
引抜より廉価で良い物を顧客に提供できるのでは
ないかと、考えております。
焼き入れ・焼準・焼純 のどれが
最も適しているかをトライして、
顧客に提案してみたいと思います。
自信が沸いてきました。
ありがとうございます。
2008/12/15 07:08
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