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1Gの振動試験とはどんなものか?
2023/10/16 03:22
- 1Gの振動試験に耐えうる設計を行わなければならないのですが、どの程度頑丈な構造にすればいいのか見当がつきません。
- 1Gの振動試験(垂直方向)の場合、機械の重量が20kgの場合、筐体には振幅の山と谷の部分ではそれぞれ上下向きに20kgの過重がかかると考えたらいいのでしょうか?
- 教えてください。
1Gの振動試験とはどんなものか?
2008/09/03 11:01
1Gの振動試験に耐えうる設計を行わなければならないのですが、どの程度頑丈な構造にすればいいのか見当がつきません。
1Gの振動試験(垂直方向)の場合、機械の重量が20kgの場合、筐体には振幅の山と谷の部分ではそれぞれ上下向きに20kgの過重がかかると考えたらいいのでしょうか?
教えてください。
質問者が選んだベストアンサー
1Gの振動試験に耐える設計は、荷重の分析をすれば、どんな設計を
するかが理解できます。
さて、1Gの荷重は、負荷が20kgでは、
★ 真下に20kg+20kg(1G)= 40kgが掛かる
★ 真上に 0kg+20kg(1G)= 20kgが掛かる
なので、負荷を40kgとして、その変化が+40kg,-20kgなので、
交番荷重の許容応力で強度計算をします。
但し、(+40kg,-20kg)の変化度合いが、衝撃的に変化する場合
には、衝撃荷重の許容応力(降伏点/耐力÷衝撃荷重の安全率)で
強度計算します。
振動が、1,000,000や10,000,000回なら、疲労限度で許容応力を
確認します。
そして、更に上下逆にして、+20kg,-40kgが掛かる事をチェック
して強度確認に漏れが無い様にしましょう。
また、1G振動が、上下の他に前後や左右にも働く場合は、部材の
重さが荷重となり。その条件で強度計算をします。
(交番荷重の許容応力、叉は衝撃荷重の許容応力で)
以上ですが、許容荷重の考え方を以下に示しておきます。
☆ 負荷荷重に対しての安全率の事ですか?
* 静 荷 重;100%の一定荷重 <安全率;3>
* 繰返し荷重;0~100%の変化荷重 <安全率;5>
* 交番 荷重;-100~100%の変化荷重 <安全率;8>
* 衝撃 荷重;-100~100%の変化荷重が短時間に変化 <安全率;12>
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
因みに
>★ 真上に 0kg+20kg(1G)= 20kgが掛かる
のところですが
「真上に20kg(機械の重量)-20kg(上方向に1G)=0kg」
ですかね? は、
物理的にはそうですが、小生は経験上安全を見て、前述の様にして
います。以上の注記が抜けていました。
お礼
2008/09/03 17:49
安全率ですか。なるほど。
納得できました!
ご丁寧にありがとうございました。
一般には1Gの振動試験に耐えうる設計と言えば横荷重(水平方向)が問題となります。構造物の場合は自重に対するモーメントが加わるため,これに対し十分な強度が必要となります。一般建造物ではせいぜい0.6G程度ですので
1Gはかなり大きいと言えます。
一方,輸送等に耐えることを目的とする場合は立て荷重(垂直方向)を問題にすることになりますが,1Gとは下方に既に自重が加わっているのですから
これに加速度が上乗せされます。すなわち,この場合最大40kgfの荷重が加わります。
実際の振動試験の場合は加える周波数やエネルギの設定があり,単純には言えない部分があります。
お礼
2008/09/03 15:56
なるほど、1Gはやはり強すぎますね。
1Gの方が単純でわかりやすいと思ったのですが、実は今回かける振動はほんとは0.1Gです。だから本体が20kgとすると、下方向には本体荷重+2kgfがかかるということですね。(おっしゃるとおり単純には言えないと思いますが。)
勉強になりました。ありがとうございました。
お礼
2008/09/03 16:03
すばらしい回答ありがとうございます!
許容荷重の安全率もとても重宝しそうです。
ちなみに
>★ 真上に 0kg+20kg(1G)= 20kgが掛かる
のところですが
「真上に20kg(機械の重量)-20kg(上方向に1G)=0kg」
ですかね?