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2008/07/09 15:28
以前、「ステンレスの場合は1050℃位で還元反応が起こるので、酸化が防が
れる」と、専門家の方に言われました。
いったい、どのような理屈で還元作用が起こるのでしょうか。
ご存知の方は教えてください。
補足します。
ステンレスは、鉄をベースに、クロム・ニッケルなどを混ぜた合金です。
クロムなどにより、表面に強い酸化皮膜(不動態皮膜)ができることで、
腐食に強い金属となります。
が、Cr2O3+3C ⇒ 2Cr+3CO に進み、強い酸化皮膜(不動態皮膜)の形成
を防ぐでは?
以下に、ステンレス鋼のサイト情報を添付します。
http://www.hsk.ecnet.jp/sus-kaisetu.htm
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ステンレス中の炭素と酸化スケールが反応して還元されます。
Cr2O3+3C=2Cr+3CO
の反応の平衡一酸化炭素分圧よりも低い蒸気圧を
ステンレス表面で実現できれば、反応が右に進みますから
原理的には還元されることになります。
低温では還元よりも酸化が優位なのは、
この反応の平衡一酸化炭素分圧が低温ほど低いからです。
多少なりとも脱炭はおきてしまいます。
ただもともと304などは低炭素ですし、耐食性の点では
低炭素のほうが有利です。
ちなみにCrなどの高蒸気圧元素の蒸発には注意しないといけません。
早速のお答え、ありがとうございます。
還元作用がおこると、ステンレス表面では脱炭が起きてしまうと
いうことでしょうか。
2008/07/10 09:14
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