このQ&Aは役に立ちましたか?
2008/06/12 14:04
私、熱処理を担当しているものです。
炉が雰囲気炉から、真空炉に変わりまして、製品の出来栄えが変わってきました。中でも、ヒズミの影響が多く感じております。
処理温度、油槽撹拌、均熱時間など、いろいろと変更をかけていっていますが、思うような結果になりません。
ヒズミを無くすのは不可能に近いかも知れませんが、歪みにくくするポイントとして言えることがあれば、どんな細かいことでも教えていただきたいと思います。
加熱条件、熱処理セット姿の変更がないようでしたらやはり冷却条件が歪みに影響を及ぼしていると思います。
雰囲気処理から真空処理に変更しているのであれば、焼入れ油も真空処理用の油に変更なさっていると思われます。焼入れ油の変更に伴う歪み量の変化がもっとも考えられる可能性ではないでしょうか。
ほがさんのいうとおり 歪みは冷却速度の不均一により発生するものです。一般的に冷却速度をゆっくりにしてやれば歪が減少すると云われていますので真空炉であるならば減圧冷却をトライしてみたらいかがでしょうか?
ありがとうございました。
減圧冷却のトライしてみます。
2008/06/16 08:47
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
真空炉でも油冷却のようですが。基本的な考え方として、
歪みに対しては加熱条件はあまり関係ないかと。
問題は冷却ですが。
油の流れを把握すること。
油の流れが極力層流に近づくようになるように装填する事
歪みの原因は製品の各部位の冷却速度の不均一からなるものですから
(理想的な焼入れは全体を瞬時に均等に冷却することです。これとて製品に厚みがあればそうはいきませんが)
極力熱がたまらない(流れによどみがない)装填方法がカギかとおもわれますがいかがでしょうか
ありがとうございます。
大変参考になりました。
ワークセット時にもう少し、油の流れの事を考慮したいと思います。
2008/06/13 14:16
ベストアンサーを選ぶと質問が締切られます。
なおベストアンサーを選びなおすことはできません。