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電気鍍金鋼板の切り口の処理方法とは?
2009/12/15 14:12
- 機械内部のブラケット等の単純部品には、電気鍍金鋼板がよく使用されます。しかし、鋼板の切り口の処理はどのように行われるのでしょうか。
- 一般的には、鋼板の切り口には同系色の塗料をはけ塗りする方法がよく用いられます。
- 電気鍍金鋼板の切り口の処理は、外観美を保つために重要な工程となっています。
電気鍍金鋼板の切り口
機械内部のブラケット等の単純部品に電気鍍金鋼板を使うことが多いと思いますが、
鋼板の切り口の処理は、一般的にはどうされているのでしょうか?
単純に同系色の塗料をはけ塗りでもするのでしょうか?
質問者が選んだベストアンサー
切りっぱなしでも、自己修復性が期待できる表面処理鋼板もあります。
進化した亜鉛めっき技術をつかった高耐食性めっき鋼板
(めっき層成分が亜鉛を主に、約11%のアルミニウム、約3%のマグネシウム
および微量のシリコンからなる)
下記URL参照下さい
>切断端面周辺部のめっき成分が溶け出して、主に水酸化亜鉛(Zn(OH)2)、塩
>基性塩化亜鉛(ZnCl22・4Zn(OH)22)および水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)等か
>ら形成される緻密な保護皮膜をつくり、これが数ヶ月程度の期間のうちに切
>断端面部を覆います。
なお剪断面は、参考URLの図でも理解頂けると思いますが、表面の亜鉛が
伸ばされて、薄板であれば板厚の50%程度は亜鉛でカバーされる状態にな
ります。レーザーカットではこのような効果は期待できません。
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その他の回答 (4件中 1~4件目)
自動車部品等は、切っぱなしです。後で、また塗装するからですが。
さて、加工時の鍍金剥げ等は如何しますか?
曲げ時のチャッキング部や擦れ等で発生する部分です。
後で塗装するなら、切っぱなしです。
お礼
2009/12/16 17:57
機械内部の見えない部分なので、塗装なしを考えていたんですが、
環境によっては対策を考えたほうが良さそうですね
補足説明ですが皆さんが紹介します某社の表面処理鋼板(有名どころ2種類)ですが何れも薄板t1.6mmぐらいだと効果がほとんど出ません。
3.2mmぐらいだと期待できます。
又、専用の溶接棒は2社のうち1社しか出してないですよね。
お礼
2009/12/16 17:54
補足いただきありがとうございました。
ボンデ鋼板(新日鐵の商標)などが使われている <機械内部> とは何を指すかですが、TV、パソコンなど環境がマイルドな下で使うのは処理無し、抜きっぱなしですね。
洗濯機は多分ダメでしょう。<同系色の塗料をはけ塗り>のゴマカシ程度でないキッチリ塗装してると思います。
■下記サイトからの抜粋■
亜鉛めっきが形成されていない部分、例えば切断端面や傷付き部であっても、鉄地の露出面がわずかであれば亜鉛の犠牲防食作用によって、鉄がさびる前に周囲の亜鉛が先に溶出して鉄の露出面をさびの発生から防ぎます。
お礼
2009/12/16 17:52
犠牲防食作用ですか
勉強になりました。
ありがとうございました。
お礼
2009/12/16 17:53
詳しく教えていただいてありがとうございました。