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刃具寿命について
2009/11/12 05:29
- アルミ加工のオペレーターが刃具の交換頻度を減らす方法を教えてください。
- 刃具の延長の限界はどのように見分けるべきですか?製品の精度以外にも刃具の磨耗量や切粉の長さなどを考慮する必要がありますか?
- ドリル、リーマ、チップなどの刃具を使用していますが、刃具の寿命に関する参考書などを教えてください。
刃具寿命について
アルミ加工のオペレーターをやっています。今、使用している刃具の交換頻度が多いので、
延長をしようと思っているのですが、延長の限界ってどこで見分けるものですか?
製品の精度は大事なのはわかるんですが、他に、刃具の磨耗量とか切粉の長さとか?なんでしょうか?
使用している刃具は、ドリル、リーマ、チップなんですが・・・
参考書などがあれば教えてください。
回答 (5件中 1~5件目)
初めてのご質問なので仕方が無いかもしれませんが、質問内容が
あまりにも抽象的過ぎです。
・アルミの材質は?
?A2000番台,A5000番台 ・・・ひたすら加工が可能
?A7000番台 ・・・?に比べれば工具の摩耗は早いが
それでもかなりの時間の加工が可能
?AC(鋳物),ADC(ダイキャスト)・・・シリコン含有量が多く摩耗も早い。
リーマは定数での寿命管理が望ましい。
・クーラントは?
?エマルション ・・・潤滑作用があり刃具寿命にも寄与。
?ソリュブル ・・・冷却・切屑排出作用がメイン。
・加工形態、加工条件は?
・工具を交換したときの工具刃先の状態は?
摩耗している,溶着している,チッピングしている...
・加工部位の要求度は?
面粗さ、ピッチ精度、バリの有無,見た目
などの手材料を提示することが必要です。
量産部品の加工であれば、工具単体の性能のバラつきや交換したときの
取り付け精度のバラつきなどの変動要素に影響を受けないように、安全
をみた交換タイミングを設定することが大切です。
寿命延長を図るのであれば、3~5回ぐらいの確認テストが必要でしょう。
前置きが長くなりましたが、現在の状況で交換した工具と新品の工具の
刃先の状態を拡大鏡などで見比べてみてくだのさい。
上記の通り、摩耗状態、チッピングや溶着の有無の度合いをチェックして、
御社に適した交換時期を決めることができれば最良です。
工具の逃げ面の摩耗量0.3mmが寿命判断のひとつの目安ともいわれています。
回答(4)さんのご指摘内容(工具材種や交換頻度)も極めて重要な
情報です!
クーラント、切削条件から判断するに、確かに交換時期の延長は十分に
可能と考えます。
(ドリル加工の場合において少なくとも切削長30~50m以上は可能との
感覚です)
さらに観察を継続してみることをお奨めします。
切刃部分に溶着やチッピングが無ければ面取り部位にバリや荒れは生じ
難いと推察いたしますが、他の回答者さんのご指摘の通り、量産部品
加工ですから不測の事態も考慮した安全な交換時期の設定が重要と考え
ます。
切削工具メーカが用いる「摩耗量0.3mm」は、ワークの材質や工具の種類
に応じて異なると考えますが、アルミの面取り/超硬工具であれば、ひと
つの目安になるでしょう。
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アルミ加工。工具はダイヤでしょうか?
交換頻度も1日に何回あるのでしょうか?
超硬チップをお使いでしたら、PCD_ダイヤの工具で寿命はアップするのでは。
高いけど。
私も回答(1)さんの方と同意見です。
刃具延長について、上司から指示があったのでしょうか?
そういった指示があったわけでもなく、また、交換時期まであらかじめ設定されているのだとすると、なぜそのタイミングで交換するのかを御社の上司や先輩に確認されてください。
アルミの場合、そう刃持ちが悪いわけではないですが、溶着による構成刃先の問題があります。
そのための交換ではないのでしょうか?
お礼
2009/11/12 19:57
特に上司から指示があったわけではありませんが、
立ち上がって、1年ぐらいしかたっていない為、交換時期が早い気がするのですが、
アルミの場合、刃物の持ちが悪くないだけに、適正な交換時期が解らなくて・・・
参考になるものでもあればと思いまして。
過去ログ添付します。なお表面改質により寿命延長を図る方法もあります。
お礼
2009/11/12 19:50
回答ありがとうございます。
すごく参考になりました。
まあ、いうまい
>>オペレーターをやっています
っと書いてあるので、量産品だと思います
この場合、刃物を定期的に交換しないと製品が安定化しません
チッピングやら、なんやらでそのまま加工してくと、不良が山になるため、
そのため、多少もったいなくても早期に変える必要があります
経済的な理由からだけでなく、品質からの考えか手も持つべきです
まあ、アルミだと刃の工具寿命からすると、とんでもない切削長になるので
↑
寿命は切削長で管理するのが本当
品質のほうから攻めるべきです
寸法の抜き取り検査をして、管理図を書いていきます
そこから、管理限界値を割り出していけばいいです
http://www1.harenet.ne.jp/~noriaki/link72-3.html
↑
バイブルだな
http://quality-mind.cocolog-nifty.com/qualitymind/2008/08/xbarr_ca9b.html
切削ものだと、基本時系列になるはずです
だんだん悪くなる感じ
ちなみに
管理限界値は=公差ではありません
お礼
2009/11/12 19:44
回答ありがとうございます。
私も同意見です。品質が一番だと思っています。
今いるところは、立ち上がったばかりで、
アルミにしては、刃物の交換時期が早いようなので、調べてみたかったのですが・・・
何か参考になるものは無いのかなと思いまして、
いろいろアドバイスありがとうございます。
バイブルお勉強したいと思います。
お礼
2009/11/17 03:36
ありがとうございます。
すごく参考になります。
・アルミの素材はADCです。
・クーランとは、エマルカットですが、エマルションと同じですか?
現状12%前後で使用しています。
・形状はφ22、φ23の面取り
条件はS1000、F100
・刃具は超硬の面取り用のチップです。
状態は摩耗はしていますが、他には特に・・・変化なしです。
・加工部位が3ヵ所で、交換数が500台だったのですが、
現状 3000台まで徐々に延ばしたのですが、
特に刃具に変化が見られなく、素材も特に変わらないのですが・・・
チップの場合も、磨耗量0.3mmを目安にしていいものですか?
アドバイスすごい参考になりました。
もう少し観察してみます。
どうもありがとうございました。