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2009/06/17 11:24
10×10×205の真鍮を7×8×200に加工後、両端に穴あけとザグリ加工するのですが、反りが出てしまい困っています。(平面度0.01以内)
加工方法としては、いろいろ試しましたがフライスのやり方は…
?マシンバイス幅120で口金225ミリを取付け、鉄の角材□35×300ミリを載せ材料を5本掴みにする。
?フルバックは4枚歯のスローアウェイチップ
?回転数2000送り200~500
?切込0.5ずつ、またはそれ以下。で4面切削する。
?乾式
?バイスの口金と角材の平面度、直角度0.005以内。
?クランプ力は弱く
?材料の掴み代5ミリ
?焼鈍済み
?1面加工後ひっくり返し軽くハンマで叩き取付。
ハイスエンドミルで1本ずつ加工
?材料の1面をフライスで0.2削る。
?バイスの口金を225ミリにして、そこに段差1.5ミリを付けて(敷板無し)材料を掴み、バイスからはみ出す部分をシャコ万で軽くクランプ後エンドミルで外周を削る。
?フライスで0.2上面を削り外周面取り。
?穴あけ、ザグリ
?それをひっくり返して取付時軽くハンマし残った肉1.5ミリを2、3回に分けてフライスする。
これを行うと材料の真ん中が凹んでしまいます。0.03位
バイス取付時に斜めになってしまうのでシム0.02を挟んで口金を斜めにした状態でクランプし加工しても平面度0.01~0.02が限界です。
フライスの代わりに粗引きをラフィングエンドミルで加工し、仕上げでフライス加工してみましたが凹んでしまいます。
よろしくお願いします。
方法としては、ハイスで1本ずつ加工が、良いと思います。
仕上げは、0.01くらいで、何度も、とんぼしないと、
平面度は出ないでしょう。荒引きでは、0.3~0.4くらい。
面加工で、中低は避けられない、問題ですが、
両端が、跳ねると思いますので、荒引きでは、勿論、叩かない。
軽くクランプするのは、良いと思いますが、最後の仕上げの時のみ、
敷板を使い、軽く、本当に飛ぶか飛ばないかくらいで、クランプして、
軽く叩いてみては。
工具ですが、ハイスではなく、超硬でも、勿論、加工可能です。
時間の、制約はあると思いますが、
仮に、3~4φの超硬で、1面を削ると言う、方法も有ると思います。
切削速度を上げれば、送りも上げられるので、反りの出方も、
違ってくるかなと。
切削油を、使ったほうが、品物が冷えて、反りにくくなるかも。
現状の、0.01~0.02の平面度が、限界に近いかもしれません。
トライしてみて、下さい。
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セーパーでの加工はどうでしょうか?
材料のそりだけを取り上げればセーパー加工は、そりが出にくいです。
平面度もなんとかクリアできると思います。
あとは削り目の問題です。
セーパーの削り目でいいのであれば、試してみてはどうでしょうか?
また、引き抜き材の為のそりであれば、丸棒から削ればそりは少ないです。
2009/06/25 09:13
セーパー加工というのがあるんですね。
こちらにはセーパーがありませんが試してみたいです。
参考になりました、ありがとうございました。
既にある程度目処が立った様ですが、参考までに申し上げますと...
□10の材料の様ですが、これが引抜材だとすれば
材料に引き抜き時の応力が残留している可能性があります.
(表面形状とは裏腹に、内部は変形しきっていない.)
片面を削る事でそれが解放されますので、
それが反りとなって表れるというパターンがあるのです.
(角材はとくに顕著な様です.)
この場合、焼き鈍しをすれば緩和されるのでしょうが、それ以外には
・両頭フライスで両面を同時加工する
・両面を一皮剥いてから改めて仕上げる
・引き抜き材ではなく板材を鋸などで切り分けて切断面を上下に向けて加工する
・丸材から削り出す
といった遠回りをしなければならない様です.
私も昔、引抜角材からの加工で痛い目にあってますので...
2009/06/25 09:11
回答ありがとうございます。
・両面を一皮剥いてから改めて仕上げる…これは実際行ってみて反りが少ない事が判りました。
今のところ、それ以外の方法は考えておりません。
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2009/06/18 19:18
KIYOHIKOさま、ありがとうございます。
結局、エンドミル加工の方が後工程が楽なのですが、平面度0.01~0.02までが限界で反りも低減出来る見込みが無いという訳で諦めて、フライス加工にしました。
切削油をかけるのとフルバックのチップ4枚を2枚にし、1回あたりの取り代0.3で加工トライしたところ、反りもなく平面度0.01までは難しいですが近くになりました。ただ、後工程を考えると段取りが多くなってしまうのが難点です。
色々と勉強になりました。ありがとうございました。