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Ti-6AL-4Vの熱処理方法
2009/04/07 11:40
- Ti-6AL-4Vを加工後に熱処理する方法について解説します。
- 1時間の1.843℃加熱後、氷水で急冷し、24時間後に650℃で空冷することで、引っ張り強さを確保する熱処理方法です。
- 熱処理により、Ti-6AL-4Vの材料特性を最適化することができます。
Ti-6AL-4Vの熱処理
Ti-6AL-4Vを使用し、加工後に熱処理を行うのですが、1.843℃で1時間加熱
2.氷水にて急冷 3.650℃にて24時間後空冷 4.引っ張り強さを確保したいのですが、この熱処理は何でしょうか??
回答 (3件中 1~3件目)
溶体化時効処理であることは間違いなさそうですが・・・
64チタンは900℃から960℃くらいの温度で溶体化処理して、
600℃前後で時効すると規定されていると思うのですが、
64チタンを843℃で溶体化処理するというのは一般的ではないと思います。
他の合金系ではあるようです。
気になるのは650℃で24時間も時効すると過時効になりませんか?
普通は数時間から10時間以下です。
(こういった処理もあるのかもしれませんが)
手元の「チタンのおはなし」を見てみましたが、
残念ながら詳しくは載っていませんでした。
MIL規格、SAEの出版物やASMハンドブックなら
もっと詳しく載っているかもしれません。
日本語ならば日本チタン協会から何か出ている可能性はあります。
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焼入性・質量劫果の大きいTi-6Al-4V合金を時効する場合,溶体化温度から撹絆・スプレー水で材料を均一に急冷すること、加熱炉から水に接するまでの時間を短くすることが引っ張り強さを大きくするのに必要です。
Ti-6Al-4V合金の製品の厚肉品は、効果が小さくなるので、時効しないで、表面処理のコストをさげて使う場合もあります。
説明不足でした。
強さを多少犠牲にして、内外均一な焼なまし状態にしていると思うのですが。
溶体化時効処理
私もなんとなくしか分かりませんので
詳しい内容はググッて見てください。
お礼
2009/04/08 09:52
ありがとうございます。
ググってみます。なになのかわからなかったので、言葉だけでも知ることが出来てたすかりました。
お礼
2009/04/08 09:54
引っ張り強さ重要みたいです。熱処理屋からも何の回答も得られなかったので、どこか探してみます。
有難うございました。