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油圧作動油の圧縮性はあるのか?
2009/01/08 07:48
- 油圧シリンダーで鉄鋼のプレス切断テストを計画中です。ホースは使用しないので配管の膨張は無視できるものとして、切断直後の反力がなくなった瞬間にそれまで圧縮していた作動油が急激に膨張し試験機を破損する恐れがあります。この問題を解決するために、油圧作動油の圧縮性について考えてみましょう。
- 一般的には、油圧は空圧と違い圧縮性がないと言われています。しかし、200kg/cm³の圧縮率を持つ油圧作動油を使用する場合、その圧縮性について再考する必要があります。シリンダーは単動式であり、50トンの荷重を想定しています。
- 結論として、使用する油圧作動油の圧縮性は注意が必要です。切断直後の反力がなくなった瞬間に作動油が急激に膨張する可能性があり、試験機の破損を引き起こす恐れがあります。適切な圧縮率を持つ作動油を選定し、安全性を確保するための対策を講じることが重要です。
油圧作動油の圧縮性
油圧シリンダーで鉄鋼のプレス切断テストを計画中です。
切断直後の反力がなくなった瞬間にそれまで圧縮していた作動油が急激に膨張し試験機を破損する恐れがないものか危惧しています。
ホースは使用しないので配管の膨張は無視できるものとして油の圧縮性というものはどのように考えるものでしょうか?空圧と違い油は圧縮性はないとはいわれていますが。
油圧は200kg/cm3位で荷重は50トンくらいを想定しています。シリンダーは単動式です。
回答 (3件中 1~3件目)
他の回答者さんと同様ですが、
* 作動油の圧縮性は無視する
* 切断後の反動軽減の考慮が必要
具体的には、切断前はフルパワーで作動で剛性が保たれている
切断後、直ぐにシリンダエンドだと、シリンダに衝撃が掛かる
のでストロークに余裕を持たせて、スピコンと合わせてダンパー
的な構造が取れる様にする。
そして、刃先や二番等が、固定物に当たらない構造にすれば
簡単ですが問題なく行けそうです。
大型のパンチングマシーンで単動だと、リターンのバネが疲労を
考慮した設計と形状(フック等も含めた、圧縮バネが良いかも)
検討します。参考にして下さい。
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作動油の圧縮性に対しては ほぼ無視出来ると考えます。
回答 1)さんも指摘された様に反動によるショックを軽減する工夫が必要です。
全体の剛性を上げる事が一番の対策となります。
油圧プレスでは一般にシリンダー端に絞り弁を入れて用いるので,反力による反動で急膨張するほどの作動油の流量は得られないと思います。弁を絞ればゆっくりと動作します。しかし反動によるショックはあると思われますので、できるだけ鉄鋼のプレス切断レベルよりやや大きい程度の圧力を掛けることが望ましいと思います。