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ロックウェル硬さ試験の影響
2010/05/13 12:29
- ロックウェル硬さ試験において試験面と裏面を平行に研磨しないと影響が生じますか?
- ジョミニ試験後のロックウェル試験で試験面と裏面を平行に研磨しないことの影響を解説します。
- ロックウェル試験において試験面と裏面の平行研磨の重要性について説明します。
ロックウェル硬さ試験について
ジョミニ試験後のロックウェル試験を行う時に試験面とその裏面を平行に研磨しないとどのような影響があるのですか?
質問者が選んだベストアンサー
ロックウェル試験は、測定子を一定の荷重で押し込んだ時の押し込み深さをもって、硬さの測定値を出している試験です。
測定子に掛けた荷重は、試験片が測定架台に押し付けられて生じた反力として、測定子先端に返ってくることで初めて有効に働きます。
平行度が出ていなければ、試験片の変形や、水平方向のすべりに対する摩擦抵抗に使われたりして、測定子に返ってくる反力が小さくなり、その分だけ(見かけ上)硬さが高く出たり、測定中にガタついて測定子が下がってしまって(見かけ上)硬さが低く出たりして、正しく硬さが測定出来ない可能性が高くなります。
試料の調整一つで、硬さ試験も影響を受けることを正しく理解して下さい。
最後に忠告ですが、前回の質問も投げっぱなし、回答者へのお礼の一つくらいはあってもいいのではないですか?
ジョミニー焼入性試験を行うということは、鋼材を扱う専門的なメーカーに所属されているのではないですか?
そうであれば、こんなところで質問しなくても周りに専門家や技術者がいるのではないですか?
周りに聞く人がいないということであれば仕方がないですが、初心者であれば、自分で勉強して分からないことは、周りの専門家や技術者に聞くことも仕事の内だと思います。
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その他の回答 (4件中 1~4件目)
焼き入れた後の試片は表面が綺麗ではないです。
表面についている物が緩衝材になって正確な測定が出来ないかと。
そのため表面は削った方が良いかと
焼き入れするとき表面の炭素が抜ける場合があり表面の硬度はあてにならないので、少し削って炭素が抜けていない部分の硬度を測定するために削った方がよいかと
試験荷重150kgをかけて所期の測定が出来るか?
これを常識を動員して考えてみれば判るはず。
極端に平行が崩れていたら斜めに荷重が掛り、スベリつつ圧痕を付ける。
裏面はスワリの安定性と解釈を変えて見る。
凸ならフラフラするのでダメ、凹では3点支持が出来る場合に限り安定する。しかし支点があまりに小さいと荷重によって変形し測定に影響する。
上記が確保されているなら、特段<研磨は×、研削と言う>する必要でない。
試料の試験面上に一定の高さh0から落下させたハンマのはね上がり高さで硬さを換算して数値に表示する仕組みです。
<以下はHP資料より抜粋内容>
試験は、原則として、試料を機わくの試料受台上に置いて行うものとする。
ただし、試料の形状、寸法、質量などの都合によっては、計測筒だけを機わくから取り外し、手持ち又は特殊形状の支持台に取付けて行ってもよい。この場合、原則として、試験結果には、手持ち測定又は支持台測定であることを明記する。とあります。
試料(テストピース)の標準
1 試料の試験面は、原則として平面とする。ただし、指定のある場合は、曲面としても差し支えがない。
2 試料の質量は、なるべく大きいことが望ましく、原則として、0.1kg以上とする。
また試料は、試料受台の硬さ値の影響を受けない厚さとする。
3 試験面の広さは、5.6の規定に適合するものであって、なるべく大きいことが望ましい。
4 試験面の表面粗さは、HS50未満では6S、HS50以上では3Sとすることが望ましい。
表面粗さは、JIS B 0601(表面粗さ)による。
参考になるHPにURLして内容を確認してください。参考になれば嬉しいのですがね。