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ファナック20i-FB搭載のNCフライスの所要部品数について
2023/10/18 20:42
- ファナック20i-FB搭載のNCフライスのセッティング画面には、所要部品数という項目があります。
- この項目に設定した数に達すると、PMCに所要部品数到達信号が出力されます。
- 加工部品数が所要部品数に達した際の表示方法について、有効な活用方法を教えてください。
所要部品数について
2012/11/28 22:09
ファナック20i-FB搭載のNCフライスのセッティング画面に所要部品数という項目があります。この項目において0以外の数を設定すると、加工部品数がこの数に達した時、「PMCに所要部品数到達信号PRTSF<F062#7>が出力されます」とありますが、この意味が判りません。
例えば、加工部品数が所要部品数に達した時、画面に「加工部品数が所要部品数に達しました」等と表示されると有難いのですが...。
この項目の有効活用方法教えて下さい。
以上、宜しく御願い致します。
質問者が選んだベストアンサー
PMCに行く信号はそれを利用して外部機器との連携をする為のものです。
#例えば給材機やローダーに指令を出すとか...
今回の場合にはその信号を使わなくても、カスタムマクロで対応可能です。
「加工部品数」は#3901、「所要部品数」は#3902でそれぞれ読み書きできますので、基本的にはM30の手前でそれを読み取って所定の数量に達したら#3000か#3006でメッセージを出すなりすれば良いでしょう。
ただしカウントアップするタイミングがM2やM30なので、数量をマクロでチェックする際には実際の加工数量と「加工部品数」の値との整合性には注意が必要です。
その辺もあるので個人的にはM2やM30でカウントさせないようにシステムパラメータ(No.6700#0)に設定しておき、マクロでカウントする(直接#3901に書き込む)か、別のMコード(No.6710に設定)でカウントさせるようにしておいた方が使いやすい気がします。
細かな事は取説をご確認下さい。
大まかなサンプルプログラムを提示しますので参考にして下さい。
パラメータNo.6700#0 を 1 に設定して M02,M30 で加工部品数を
カウントしないように設定してある場合のものです。
%
O1000(SAMPLE)
...
加工プログラム
...
M98P7890 数量カウントのサブプロをコール
M30
%
%
O7890(CHECK NUMBER OF PARTS)
#3901=#3901+1 加工部品数をカウント
IF[#3901LT#3902]GOTO900 加工部品数が所要部品数に満たない場合にはN900へ
#3901=0 加工部品数をゼロにリセット
#3006=1(MESSAGE) メッセージを表示して一時停止
N900M99 メインプログラムへ戻る
%
補足1
別にサブプロにしておく必要はありませんが、あとあと使い回しが効くのでサブプロにしました。
サブプロ番号は何でも良いです。
補足2
加工完了したタイミングで数量チェックをさせていますが、目的によっては
加工開始前にチェックした方が良い場合もあるかと思います。
その場合には M30 でカウントする仕様の方が処理しやすいかも知れません。
補足3
#3006=1(MESSAGE) だと メッセージ画面に括弧内の文字が表示されて停止します。
(残念ながら日本語は使えません。)
ここを #3000=1(ALARM) とすると、アラーム画面に赤字で 3001 ALARM と表示され
アラーム状態で停止します。
メッセージを表示して停止後に(何らかの操作をした後に)続行させたい場面では #3006、
リセットして再スタートを要するような場面では #3000 というように使い分けます。
他に何か不明な点等がございましたらご質問下さい。
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
回答(2)で完璧に解説済みなので蛇足。
私も全く同じ手法を検討しましたが使ってくれないだろうと実行せず。
ロボットならPMC信号で動作を決めること必要でも、ヒトなら搬送箱等へ出し入れ整列しつつカウントするのでさほど有用でもないし、設定しなおしが面倒とかで実際に使ってる例は少ないと思います。
NCプログラム基礎知識
http://nc-program.s-projects.net/fanuc0/system-variable.html
最近見付けたマクロの解説サイト。本件に関するパラメータが出ているのと右側の別項も役立つ事が多いでしょう。
お礼
2012/11/30 21:36
早速の回答有難う御座います。私と同じ事を考えていたとは...。参考サイトの提供有難う御座います。参考にさせて頂きます。
良く解りませんが、シーケンスを組む時とか、その依頼書を作成する時は、
加工部品数がこの数に達した時、「PMCに所要部品数到達信号PRTSF<F062#7>が出力されます」
から、その出力信号から、
? 画面に「加工部品数が所要部品数に達しました」等と表示されるようにしたり、
? そのまま停止させたり、
? 次の部品を加工させるプログラムを作動させてり、
等々のカスタムメイドが自由にできるので、小生もそのような仕様にします。
お礼
2012/11/29 20:20
早速の回答有難う御座います。参考にさせて頂きます。
お礼
2012/11/29 20:38
早速の回答有難う御座います。なるほど、マクロプログラムですか。当方マクロプログラム初心者の為、てこずるかもしれませんがじっくり腰を据えて取り組みたいと思います。
参考プログラムの提供有難う御座います。追って追記の御礼をさせて頂きます。
0歳さんの追記でのサンプルプログラムを参考に、多少自分なりに手を加えて作ってみた所、理想のプログラムが出来ました。今後の仕事に役立ちそうです。有難う御座いました。