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またぎ歯厚の円弧歯厚減少量δsについて
2023/10/19 04:31
- またぎ歯厚の変化量やピッチ円上の円弧歯厚減少量δsの関係について、JISB1752を参考に計算式を解説します。
- またぎ歯厚の変化量δsmの計算式は、ハスバ歯車の場合において、β、αn、δsなどの値を用いて求められます。
- 具体的な計算例を示し、最少バックラッシと最大バックラッシの場合のまたぎ歯厚の変化量δsmを求める手順を解説します。
またぎ歯厚の「円弧歯厚減少量δs」について
2013/07/25 10:11
歯車のまたぎ歯厚の変化量は、JISB1752を見るとハスバ歯車では下記計算式となっています。
δsm=-cosβcosαn・δs
δsm:またぎ歯厚の変化量
β:ねじれ角
αn:歯直角圧力角
δs:バックラッシを与えるためのピッチ円上の円弧歯厚減少量
このピッチ円上の円弧歯厚減少量δsは大歯車と小歯車とのバックラッシでよいのでしょうか?
例.β=25度、αn=14.5度
・大歯車のピッチ円周上のバックラッシ
最少値0.08、最大値0.22
・小歯車のピッチ円周上のバックラッシ
最小値0.07、最大値0.19
とした場合、
→最少バックラッシ=0.08+0.07=0.15
最大バックラッシ=0.22+0.19=0.41
上記より
最少バックラッシ時のまたぎ歯厚の変化量δsm≒-0.1316
最大バックラッシ時のまたぎ歯厚の変化量δsm≒-0.3597
という計算で良いのでしょうか?
※オーバーピンの変化量δdmを求める際のピッチ円上の円弧歯厚減少量δsも上記考えで良いのでしょうか?
円弧歯厚減少量とバックラッシの関係がイコールでよいのかインターネットや文献を見ても詳しい記載が無く困っています。
歯車に詳しい方、お教えください。
上記に色々記載しましたが、知りたいことは、ピッチ円上の円弧歯厚減少量δsとバックラッシの関係です。
よろしくお願いします。
回答 (3件中 1~3件目)
No.41730 またぎ歯厚の「円弧歯厚減少量δs」について
退職者です。詳しい者ではありません。ご参考に。1からの歯車設計はしませんでした。計算書の作成と、図面数値の確認、等でした。バックラッシュは、平(スプライン)でも困難、ハスバは、なおさらです。
参考書と使用していたの主なる図書を紹介させていただきます。
機械工学便覧 改訂第5版 S45 p7-111
新版 転位歯車 中田 孝 誠文堂
歯車とその検査 中田 孝 オーム社
歯車便覧 日刊工業新聞社 総P1300 (古書;DINも記載が有りました。;高専、大学にあり)
JIGMA401-01 (曲げ応力の危険断面巾の計算方法が記載されている) (現在;JIGA6101-02)
実態測定では、鉛線を噛みこませて 潰れた厚さを測定しました。
さらに不明なことは、メーカ、工具屋さんのお世話になりました。
発注者で有れば、結構教えてくださいます。
以上ご参考なれば幸いです。
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この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
技術資料は以下のような歯車メーカーからも入手できます。
http://www.khkgears.co.jp/gear_technology/pdf/gijutu.pdf
法線方向バックラッシについては提示のように計算するしかないと思います
が、かみ合いを考えるのであれば角度精度や速度精度も考慮する必要があるの
ではないかと思います。この点については論文等参照下さい。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110002501543
マタギ歯厚は、
? 圧力角に直交する直線距離で、測定する
? ?の近似値で測定する(角度が小さい時、斜辺≒隣辺となるため)
が基本で、公式が策定されています。
また、マタギ歯厚の歯数も決定
やはり、大きな書店で、歯車の本を見て、気に入ったら一冊購入することです。
お礼
2013/07/26 08:38
回答ありがとうございます。
マタギ測定方法、公式については文献で確認済みです。
お礼
2013/07/29 09:05
ありがとうございます。
小原歯車の技術資料も確認済みです。