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自衛隊飛行機のレーダ被射警報
2023/10/19 23:39
- 日本の自衛隊機が韓国軍艦からレーダーを照射されたと報道されています。
- 自衛隊機の室内に発された警報音の仕組みについてブロックダイアグラムで解説します。
- 韓国軍のレーダー電波が強いため、警報が鳴動したとされています。
自衛隊飛行機のレーダ被射警報
2018/12/29 08:24
2018年12月末現在テレビで日本の自衛隊機が韓国軍艦からレーダーを照射されたと言って政治的な話ばかりで連日放送されています。
その放送では自衛隊機の室内に発された警報音が鳴っていました。
この警報音はどのような信号の入力から発生する仕組みか工学的な構造についてブロックダイアグラムによって教えて下さい。
単純に強い電波を飛行機のアンテナに感じると、数秒後には警報を発する単純な仕組みではありませんか。
ニュースの映像を見るとレーダーアンテナの前方向に近距離に接近しすぎているので、警報が鳴動したのではないでしょうか。
この工学的立場から見ると、この事件は単純な飛行機と軍艦のニアミスです。
抗議するならニアミスに抗議すべきでしょう。
弾は無かったが、電波を撃たれたとまでいうと行き過ぎた言いがかりです。
韓国軍の発したレーダー電波が強い電波だったので警報が鳴動したという事のようです。
レーダーの電波は至近距離で受けると強力なのです。
強力でエネルギーが大きく、発熱する事があり、レーダーアンテナの前では電子レンジの中の様な原理から発熱が起きるほどです。
たとえば軍艦のレーダーではレーダー技師が電波のエネルギーのせいでタンパク質が煮えてしまって変性したために目ん玉が白内障という病気になった事例が米軍にあります。
回答 (8件中 6~8件目)
基本的には照射のデューティを検出し、一定時間以上で追尾と判断しているものと考えられます。
広域探索用レーダーは線状に電波を飛ばしその反射を確認します。
さらに放射する向きを変化させ、360℃全周を走査することで周囲の状況を確認します。
ゆえに、電波が当たった側からは一瞬だけ電波を受信し、しばらく受信なし、その後再度一瞬だけ受信となります。
人間に例えると、懐中電灯を振って物を探す動作に相当します。
射撃管制レーダーは2つの役割があり、1つは砲塔照準のための補足対象の詳細な相手の移動速度の常時補足です。
もう一つが、ミサイル誘導用電波の照射です。
クァンゲトデワンに搭載のRIM-7シースパローミサイルはセミアクティブ誘導といって自分では電波を出さず、母艦が攻撃対象に照射する電波の反射波をとらえて、飛行します。
ゆえに、射撃管制レーダーは連続して補足対象に電波を照射する必要があります。
https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20181228-00109402/
また、クァンゲトデワン搭載レーダーは
水上探索用:SPS-95K:Gバンド(5.45- 5.825 GHz)
対空捜索用:AN/SPS-49:Lバンド(851-942MHz)
短距離目標補足用:MW-08:Cバンド(4-8GHz)
射撃管制用:STIR/STING:Xバンド(8-12GHz)およびKバンド(18-26GH)
とすべて利用周波数帯が違います。
なのでスペクトルアナライザなどで、周波数分析を行い、KバンドかXバンドの電波を連続して検出すれば、射撃管制レーダーを照射されていると判断できます。
如何に強力な電波であろうと、周波数分析を行えば、照射周波数を間違えることはありません。
(今回は関係ないけど、強力過ぎて、分析終了前に機材が破損することはあります。)
防衛省公開の映像でも、電波受信後に光学的にクァンゲトデワンを観測し、射撃管制レーダーが自身の方向を向いていることの確認を行っています。また、自身の持つ観測機器などの誤作動や誤受信を疑い、発振テストを行っていると推測できる内容の発言もあります。
つまり、KバンドかXバンドの連続受信を確認し、その後、自身が発生源でないことも確認し、クァンゲトデワンの持つレーダーの稼働状況を確認しているわけです。
さらに、砲塔の指向も確認しています。砲塔が動いていないということから、127mm砲ではなく、艦対空ミサイルの発射準備を疑っているものと推測されます。
なので、単なるニアミスなどということはあり得ないです。
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レーダーの構造解説
https://stonewashersjournal.com/2016/01/11/radar5/
http://navgunschl.sakura.ne.jp/koudou/gaisetsu/gaisetsu_radar.html
https://www.furuno.co.jp/corporate/rd/technology.html#link01_2
普通のレーダー(民間空港のタワー上部にある航空機検出用とかの)
所謂、パラボラアンテナ型レーダーで一定方向に一定速度で旋回してる
右回転なら右回転のまま一定方向
自動追尾レーダ
https://www.nobby-tech.co.jp/tokki/aerospace/rangingradar.html
所謂、ロックオン
レーダーの方向を対象の戦闘機の方向に常に向くように旋回角度と仰角を変える
戦闘機が方向を変えてもその方角に向きを変える
戦闘機側からレーダー波を検出した場合
普通のレーダーなら自機に向けられた時にしか検出しないので
検出したレーダー波はパルス状になる
自動追尾レーダは常に自機に向けられてるので長時間当てられる
この違いで普通のレーダーか射撃用レーダーかは判別可能
なにも専用の計測器とかでなくとも人間でも判断できる
お礼
2018/12/29 20:36
ご回答ありがとう。
参考URLのご紹介はためになりました。
カンゲトテワン(韓流ドラマの広開土大王の読みで)XバンドのSTIR-180と表示されたパラボラアンテナがニュースの動画では見えていました。
目玉のようなSTIR-180パラボラの中心らしき黒目のような部分が飛行機の直下の海面を向いているように見えました。
STIR-180はお椀型パラボラアンテナなので、このアンテナならビームは絞られているが、ローブ形状は上下左右に差の無い軸対称の電波が出ているはずですね。
近距離で弧を描いた方向変換中の飛行機の追尾が機械的に素早く動くアンテナとしたら、大型で重いアンテナに対して結構すごい3軸に3台のモーターと複雑な制御装置が付いていますね。
荒天の艦上で3軸は不安定な状況下ですからね。
参考URLのワイベル・サイエンティフィック社のMFTR型レンジング・レーダーは同等品を20年前に三菱でも作っていたそうです。
この装置はアレイ素子に大電力のパルス状運転をするので、焼き切れ損傷がアレイの一部に起き、其々のアレイ素子の寿命が短く、結果として全体の運用寿命が短いと聞きました。
アレイアンテナはニュースの動画には写っていたのかいないのか、解説者は気が付いていない様子でした。
https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20181228-00109402/
の(クァンゲト・デワン搭載のレーダー4種類の役割に付いて解説)という写真にはアレイアンテナ、レンジング・レーダーの姿は見えません。
カンゲトテワン艦の装備から見て自衛隊機の航跡をリアルタイムに、政府が言うような追尾が可能でしょうか?
レーダーの強弱ではなく、
軍用レーダーとサーチ用のレーダーは周波数が違います。
これを逆に日本側がしていたら韓国は「宣戦布告」と受け取る事象です。
そういう言い訳ばかりするなら
米、中、ロにやってご覧なさい。確実に戦争になりますから。
そういう意味でも日本は舐められているのです。
経済的にも軍事でも日米の協力は不可欠なのに実は北朝鮮と仲良くしている。
6カ国協議が意味をなさなかった理由がこれでしょう。
お礼
2018/12/29 09:30
ご回答参加ありがとう。
改めて「警報音はどのような信号の入力から発生する仕組みか工学的な構造についてブロックダイアグラムによって教えて下さい。」にお応えを期待し、待ち望んでいます。
テレビ報道によると、警報音はレーダーの電波信号の特徴を聞える音に変換しているそうです。
お礼
2018/12/29 19:56
回答ありがとうございます。
>デューティを検出し、一定時間以上で追尾・・広域探索用レーダーは一瞬だけ電波を受信し、しばらく受信なし、その後再度一瞬だけ受信・・ミサイル誘導用電波の照射で・・自分では電波を出さず、母艦が攻撃対象に照射する電波の反射波をとらえて、飛行し・・射撃管制レーダーは連続して補足対象に電波を照射する・・射撃管制用:STIR/STING:Xバンド(8-12GHz)・・スペクトルアナライザなどで、周波数分析を行い、・・電波を連続して検出すれば、射撃管制レーダーを照射されていると判断できます。・・
専門家の詳しい説明でよくわかりました。自衛隊機を追尾したか、数秒からニュースの音声によれば20秒ほどの間ずっと8-12GHz帯のxバンドの強力な電波が連続して受信されたのが真相ですね。
参考URLの写真でいえばカンゲトテワン(韓流ドラマの広開土大王の読みで)XバンドのSTIR-180と表示されたパラボラアンテナがニュースの動画では見えていました。
目玉のようなパラボラの中心らしき黒目のような部分が飛行機の直下の海面を向いているように見えました。
何度も繰り返されたニュースから映像内の位置関係を見ると、目玉の視線上に奥からカンゲトテワン、遭難者、参峰号と並ぶ直線の上を自衛隊機が左回りに横切ったようです。そのときニュースの中で自衛隊機機長の言葉らしい音声にこの大きな警報音を覚えとけという内容がありましたが、この機長の言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
それも教えて下さい。
信号に変調をかけて可聴音に変換した警報なら、レーダーの特徴にしたがって音楽のような音響が聴けるかもしれません。機長の声はリズムやメロディーラインを覚えろと言っているのでしょうか?
ただし受信機の変調は、動作のタイミングごとに一定でないとなれば、ほかの受信機や飛行機では移調されたメロディーが聞こえ、覚えても生かせきれないのではないかと思います。
たとえば旋回時の速度の大きさと、進行向きから、警報音はドップラー効果の影響を受けて音程が連続変化します。どうなんでしょう。
>レーダーの稼働状況を確認しているわけです。
たしかにxバンドの電波が当たり続けたと分かりました。
ニュースによると今回初めてではなく、いつも出会うとそのような特徴の電波をあてられていたようですね。ことさら今回に限り問題視するのは双方の政府にどんな思惑が影響をしたのでしょう。
>機長は砲塔の指向も確認しています。砲塔が動いていない・・艦対空ミサイルの発射準備を疑っているものと推測されます。
レーダーの運用規定、友軍との連絡手順も運用できず、いい加減な様子では互いの軍人と協調関係の危うさは情けないですね。
合同演習は無駄だったのですね。
>単なるニアミスなどということはあり得ないです。
かなり中のわるい間柄ならではのちょっかい事件ですね、
政府も軍関係者も仲が悪いのでは政府と自衛隊の存在が、これからも隣国紛争の火種になるのでしょうね。
火種は無い方が良い、いない方がいいと私は彼らに愛想が尽きてしまいました。