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鉄 硫化マンガンによる影響について

2021/08/20 17:17

硫化マンガンが鉄の中に介在する場合は曲げ強度に対しては弱くなるのでしょうか?他にどのような作用があるのでしょうか?

回答 (2件中 1~2件目)

2021/08/20 20:58
回答No.2

弱くなります。特に圧延方向と直角方向の強度は大きく低下します。

MnSは鉄鋼中の非金属介在物の一種です。他の介在物と異なり、柔らかいのが特徴です。破壊の起点となり、短時間強度及び疲労強度を低下させます。このため通常S量は0.03~0.04%以下になっています。

鋼塊内では球状ですが、圧延(熱間、冷間)により細長く伸びます。このため圧延方向の強度低下に比べて、圧延方向と直角方向の強度が大きく低下します(強度異方性の増大)。

被削性が向上するので、、硫黄快削鋼には0.05~0.1%のSが添加されます(強度は犠牲に)。

その他に、耐食性や鏡面性が低下します。

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2021/08/20 17:33
回答No.1

次の資料によれば、硫化マンガンは、硫化鉄の発生を抑制して、熱間加工性の低下を防ぐ効果があるようです。
https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1996/00273/contents/150.htm

硫化マンガン自体は、組織内に分散した不純物となるので、鋼の機械的性質に与える影響は小さいということと思います。

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