PanasonicハイビジョンDIGAの画質徹底比較

既に回答がありますが、いくつか補足も含めて回答です。

１については、既に回答があるとおりです。DRモードによってハードディスク上にはハイビジョンで録画できます。

２については、ハイビジョンにはなりません。ダウンコンバートによって720×480ドットのSD放送品質になります。

３は、2倍高精細にはなりません。実際には大差が生じないケースもあります。EX550の違いは、IPピクセル変換によるプログレッシブ化がデッキ内で行われるかどうかになります。

一般的なテレビ放送はインターレース（飛び越し走査）であり、この方式は昔からテレビ放送で使われてきました。ブラウン管テレビと録画機材、テープなどの性能と品質を考えると最もよい選択だったのです。

具体的にどういう方式かというと、1/60秒間隔で描画を水平方向の上から奇数ラインと偶数のラインで交互に走査するというものです。実際には30コマ相当の描画で尚かつ不完全な描画ですが、残像効果と画像が動いている動画であるという点、そして特にブラウン管テレビでは走査を一つのビームを高速で隅々まで偏向し描画するため、都合が良かったといえます。

対して、プログレッシブはノンインターレースとも呼ばれパソコンなどでも使われる1度に1枚の画像として再現します。テレビでは毎秒60コマの画像になるため、倍の情報量になるのです。ただし、地上デジタル放送では、プログレッシブの1080Pは行われておらず、Blu-rayDiscなどでしかその恩恵を受けることはできません。これに対応させるために、画像処理エンジンで映像の前後の移動情報をMPEG2-TSの圧縮データから解析し合成するのです。

このため、画質が向上すると考えることができますが・・・プラズマテレビや液晶テレビでは、その大半がインターレースをノンインターレースに変換する技術を標準で実装しており、後は画像処理エンジンとしてデッキ側とテレビ側どちらが高性能かに委ねられることがあります。そのため、十分な差が生じない製品もあります。

４は、基本的にはノイズリダクションの性能差になります。BSデジタル放送を録画する場合には、ノイズリダクション性能の向上によってより高画質になるでしょう。しかし、地上デジタル放送においてはノイズリダクション性能の差のみになります。大画面の液晶、プラズマテレビ特に40-50型を超える製品などより細かなノイズでも大きく見える製品なら効果は大きいと思われます。ということになります。

尚、これまでの製品が1080iに対応していなかったわけでも、1920×1080ドットに対応していなかったわけでもないと思われます。まあ、もしかすると1440×1080ドットの地上デジタル放送モードしか搭載していなかったのかもしれませんけどね。

BSデジタルの24Mbpsが正式に搭載されており、BSデジタルHiで特にNHKのBSなどを見る場合にはより高画質になるかもしれません。ただ、大きく性能の差が現れるのは1920×1080ドット対応のテレビおよび、大画面のテレビになります。

５は、３の要素と４の要素が合わさったものです。

ということになります。
普通の人が映画を見て分かるかというと、テレビの大きさと感性次第です。その製品本体のカタログスペックがいくら良くても、テレビにそれ以上の技術があれば、場合によってはテレビ側で同程度の性能に引き上げてくれるかもしれません。また、たとえ違いがあってもその差は分からない人もいます。

まあ、価格が同程度なら、より高画質な製品を買うべきでしょうが、価格差があるならまあその差額によって、よほどのこだわりがなければ、無理に上位を選ぶ必要もないのも事実です。特に、ハイビジョンデッキは、まだDVD側への録画がハイビジョンではないため、途上品です。そのため、無理に上位を選んでもまだまだハイビジョン規格のエンジンは改良が進みますからね。

さらに、今後、BDやHD DVDでの対応品はもちろんですが、場合によってはAVCHD対応で録画できるDVDにハイビジョン録画が可能になる製品が出るかもしれません。（この規格はソニーなどがDVDのデジタルビデオカメラで製品化した規格です）
長く使う目的で買うかどうかも、デッキ選びの重要な要素になるでしょう。

お礼

2006/09/03 19:13

詳しい回答ありがとうございます。参考にさせていただきます。

質問者