HDD録画の画質劣化問題を解決！

画質が悪くなるのは2つの理由によります。
・元々DVD/HDDレコーダーの録画画質が悪いこと
・それを高性能テレビが「細大漏らさず」表現してしまうこと

繰り返しになりますが……
もともとDVDというのはアナログTVが主流の時代にレーザーディスクの代替手段として出てきたものでして、しかもそのフォーマットにはかなり無理があって、それを繰り返しエンコードや2層DVD(8.5G)etc.によって何とか画質劣化を抑えています。

だから、それを1層記録(4.7G)のDVDに1パスエンコードで録画するDVD/HDDレコーダーの画質が悪いのは当たり前のことなのです。（画質が非常にザラザラしているし、動きのある映像では途端にブロックノイズが出る）

しかし、それでも小型のアナログTVで見る分にはノイズが埋もれて粗も目立たないのですが、それが高精細のハイビジョンブラウン管TVでは「信号に忠実に、包み隠さず」表現されてしまうわけです。（だから、アナログ画質の映像（DVDなど）はアナログTVで再生するのが一番良いと言われている）

ということで、これは仕様上の限界としてどうしようもないことですので、現状の解決法としては「ハイビジョン画質をそのまま録画できるデジタルチューナー内蔵HDDレコーダーを買う」か「アナログソースの画質劣化を我慢するか、アナログTVで見るようにする」程度しか方法がないことをご理解ください。

※もっとも将来的にはアナログソースの表現能力を高めるための技術開発が行われる可能性もありますし、デジタル録画の自主規制緩和etc.によって問題が発展的に解消されることも期待したいのですが、一般的に画質向上のニーズがさほど高くないこと・TVや映像業界の多大な抵抗が予想されることetc.を考えると、当面は望み薄かと。