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ビエラリンクとHDMI機器コントロールの違い
2024/08/29 19:23
- ビエラリンクとHDMI機器コントロール機能は関連があるが異なる。
- ビエラリンクはPanasonic製品専用の機能で、HDMI機器コントロールは一般的にHDMIを使用。
- 機器間の連携において、両者の機能は融合し、活用されることもある。
ビエラリンクとHDMIの機器コントロール機能
2013/06/01 20:15
家電初心者です。
ビエラリンクとHDMIの機器コントロール機能、は同じことでしょうか?日立のWooo説明書に連携動作可能な機器に"HDMIの機器コントロール機能を搭載した機器"との記載があり、PanasonicのDEGAには"ビエラリンクに対応した機器"とありました。これは同じことでしょうか?
質問者が選んだベストアンサー
Q/ビエラリンクとHDMIの機器コントロール機能は同じことでしょうか?
A/基本的には同じですが、厳密には違います。HDMIによる機器のコントロールという言葉は、正式な機能名で言えば、HDMI CECと言います。HDMI 1.2aと呼ばれるリビジョンのHDMI端子から登載された機能で、HDMIで接続された機器で相互に通信し合い、CECでサポートしている電源連動や、再生、一時停止などの基本操作をサポートします。
それが、いわゆる機器コントロールの概要です。
即ち、CECに該当する機器で、CECが持つ機能をサポートするのが、HDMIコントール(CEC)です。まあ、日本のカタログは分かり難いので、CECなどの標準用語をあまり使いませんけど・・・。
では、ビエラリンク(VIERA Link)とは何かというと、Panasonic社(以下パナ)がサポートしている同社のHDMI連携機能のことです。現在の最新版はたぶんV5(Version 5)となっており、ケーブルテレビセットトップボックスとやレコーダーとの電源連動、録画予約、再生、一時停止、録画時の録画モード(長時間録画の設定)、番組表連携再生及び録画、番組表のコンテンツ毎に最適化されたプリセット画質モードや音声モードの連携、シアター機器との連携などがサポートされているはずです。(ただし、機種や環境によっては、それが正常に動くとは限りません。また、一部機能はビエラリンクの機器間でのバージョン条件及び、機能条件に合致する必要があります)
即ち、同社の製品で連携すれば、これらの機能が利用者が意識せずとも一つのリモコンで制御できます。ただし、他社製品でも、VIERA Link(パナ)/BRAVIA Link(ソニー)対応などの記載があるものもあります。まあ、主にAVシアターシステムなどに多いですが、ONKYOやPIONEERなどが、5.1サラウンドシステムや、AVアンプシステムなどで投入しています。
これらがサポートする機能は、一般に、該当のメーカー品に対するAVアンプの登載機能をある程度制御できること。または、HDMIを中継した場合に、それらの信号をスルーでき、尚かつ複数の機器を切り替えて処理できる機能を有していることを示します。
ということになります。
いかがでしょうか?
分かり難いとおもいますので簡潔に書きますと、機能的には、同じものと見て良いです。国際的に策定されている厳密な名称は一つのテレビリモコンで制御できるHDMI CECと呼ばれるHDMIを介したハードのコントール機能を言います。
VIERA Linkはそれをパナソニック製品向けに拡張した物です。同社のテレビとレコーダーやセットトップボックスまたはスカパー!HDチューナーを利用している場合、CECが持つ以上の機能を制御できます。また、他社でもVIERA Link対応と明記された機種であれば、その機器がサポートする範囲でCECを上回る機能を単一のリモコンで制御できます。
ただし、BRAVIA LinkやAQUOS Link(SHARP)なども同等機能を備えたCEC上位となりますが、これらは世界共通規格に準ずる物ではないため、VIERA Link=どのメーカーのどの機種でも拡張された多くの使えるわけではありません。即ち、ソニーのBRAVIAでリンク機能が拡張されていたとして、パナソニックのレコーダーやSTB(セットトップボックス)に対して、CEC以上の機能が使えるかというと、使えるかもしれないが保証は出来ないと言うことになります。
尚、CECがサポートするのは、再生、一時停止、早送り、巻き戻し、電源のオンやオフ、入力の切り替えなど再生に関する基本機能になります。
それが違いです。即ち、VIERA Linkは一般的なCECの上位機能となります。
尚、これに似たようなものに、DLNA(DTCP-IP)と呼ばれるネットワーク再生機能があります。
DIGAで言えば、お部屋ジャンプリンクと呼ばれます。これは、ネットワークによるダビングや、再生、または編集(タイトルの制御)などを行うための機能ですが、DLNAでサポートされている技術と、各メーカーが自社製品囲い込みのために上乗せしている機能には、若干の差異があります。
まあ、今後登場する最新のレコーダーやテレビであれば、こちらはDTCP-IP+と呼ばれる技術によって、ある程度その差異は埋められるでしょう。これは、CECにも言えることで、時間が経てばメーカー毎の相互互換性は徐々に採択されるかもしれません。
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お礼
2013/06/04 15:08
おお・・・詳しい上に丁寧な説明・・・なるほど・・・そんな違いがあるのですね。解答ありがとうございました!