roland a-49のバグについて

キーボード（鍵盤）のオンオフを検知している回路基板が、ホコリなどでショートしている可能性があります。

＞同じような現象が

隣り合う鍵盤が同時に反応していて、しかも、全部がそうなっていない、という感じなので、ほぼ「回路のショート」で間違いないでしょう。

しかも、異常が出ているのは「12平均律で８音ごと」です。

電子機器では「8ビット」をひとまとめにして扱います。

キー１つを「１ビット」として扱うと「８ビットづつ」つまり「鍵盤８個づつ」を「ひとまとめ」にして回路を作っています。

電子キーボードで、鍵盤をセンスする場合は「最初の８個の鍵盤に電気を流して、押されている所はスイッチが入っているので、その鍵盤からだけ電気信号が返って来る。次の８個のの８個の鍵盤に電気を流して、押されている所はスイッチが入っているので、その鍵盤からだけ電気信号が返って来る。次の……」という感じで、８個づつ調べていきます。

４９個のスイッチを横８個並べて、４９個のスイッチのうち１つのスイッチを押すと「横の線が縦の線に繋がる」ように電気回路を作ってあるとします。

この時、下図の■のスイッチをオンしていると、横から「Cの所に電気を流すと下の５番にだけ電気が流れて来る」ので「■の位置のスイッチがオンになっている」と判ります。

▢▢▢▢▢▢▢▢ーA
▢▢▢▢▢▢▢▢ーB
▢▢▢▢■▢▢▢ーC
▢▢▢▢▢▢▢▢ーD
▢▢▢▢▢▢▢▢ーE
▢▢▢▢▢▢▢▢ーF
▢　　　　　　　ーG
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１２３４５６７８

この時「５番目の接点と６番目の接点、６番目の接点と７番目の接点がショートしている」と、左上から数えて、６、１４、２２、３０、３８、４６番目の鍵盤で異常が発生します。

その鍵盤は、左からF1、C#2、A2、F3、C#4、A4の６つです。

ですので、お使いのキーボードは「鍵盤のセンス回路の、５番目の接点と６番目の接点、６番目の接点と７番目の接点がショートしている」のが濃厚です。ほぼ１００％の確率で「回路がショートしている」と思われます。

鍵盤の下の電子回路の基盤に、ホコリが入ったとか、液体を零したとか、小さいGの幼虫が死んでるとかで、回路がショートしていると思いますので、修理が必要だと思います。