手軽に多重録音したい

手軽に多重録音する道具としてMTR（マルチトラックレコーダ）があります。
一般に、MTRと言えば専用機をさします。
PCとソフトなどでも可能ですが、手軽とは言えません。
（道具をそろえて、操作に慣れれば手軽とも言えるかもしれませんが）
俺はギター弾きだ、難しいことはわかんない・・という人向けにぴったりの機器もあります。

例
最新機種
http://www.roland.co.jp/products/jp/BR-800/index.html
ポータブルタイプ
http://www.roland.co.jp/products/jp/MICRO_BR/index.html
少し古いタイプ
http://www.roland.co.jp/products/jp/BR-600/index.html

もちろん、他メーカーにも多数ありますが、どちらかと言えばギター弾きよりの機種のような気がします。
具体的には
ギターを録音、録音したギターを聴きながら歌を録音、2ndギターを録音・・録音した音を再生して聞きながら別に録音していく、いわゆる多重録音ができます。
ただし、そこに、ドラムマシンなどを入れたい場合は少々面倒なことになります。
機械操作ではありません、自分の技です。
ドラムマシンも内蔵のシーケンサー付きキーボード、あるいは、ドラムマシン単品、あるいはMTR内蔵機能などで1曲分のドラムパターンをプログラムして録音するのですが、機械ですから・・正確です。
ぎーター演奏や歌もぴったり性格なテンポなら問題ないですし、質問者さんの技がどの程度なのかわからないですが、まず・・たいていは、テンポがずれます。
正確なテンポに合わせて正確に演奏する能力が求められます。
（バンドなどで、全て人間同士なら、お互いが合わせてくれますが・・）
キーボードでリアルタイムで手弾きでいれるなら、できるなら・・いいかもしれませんが
とりあえず、MTR専用機があれば多重録音が気軽に可能、ということです。

PCでやるのとの違いは・・・PCの画面操作でやるので編集関係が圧倒的に楽、ずれた音の位置直しなども楽、MTRでも可能ですが、小さい画面で少々面倒。
PCソフトは非常に多機能であり、最終的に市販CD並みのものを作りたいならMTRでも可能ですが、圧倒的にPCが有利です。
つまり、手軽さか・・なんでもこいの多機能か・・です。
まずはMTRを買い、多重録音に慣れたらPCに行く・・というプロセスもありかと思います。
MTRと、シーケンス付きキーボードがあれば、ほぼどんなことも最低限はできます。

「デジタルＤＴＭという機械」については今まで聞いたこともありませんしネットで検索しても出てこないので何のことかわかりません。
とりあえず、文字通り「手軽に多重録音」がしたいのなら、色々なものを組み合わせなければならないパソコンなどは使わず、専用機であるMTRを使うのが一番手軽です。
http://www.soundhouse.co.jp/shop/SearchList.asp?i_type=c&s_category_cd=270
ただし楽器類は全て自ら演奏する必要がありますし、マイクやケーブルなど最低限の周辺部材は必要になります。まあ、演奏に関して言えばシンセサイザーの中にはシーケンサー機能（自動演奏機能）があるものもあるので、ドラムなどを自分で演奏できないならそれを使う手もあります。

パソコンでやるなら（いわゆるDTM）、どこまで突っ込んでやるかによってそろえるべきものはピンキリです。音源一つとってもソフト音源を使うかハード音源を使うかで構成は全く変わりますし、全てMIDIで演奏を構成するのか生演奏の録音をするのか（DTMのうちのDAWと呼ばれるジャンル）によっても大きく違います。
通常、高性能のパソコン、DAW系ソフトウエア（ソフト音源付き）、オーディオインターフェースは最低限そろえるべきもので、その他、マイク、MIDIキーボードやシンセサイザーなどのMIDI出力のある楽器、ギターなどの生演奏する楽器などをそろえているのが最近の潮流であり、ソフト音源を使わず録音もしない昔ながらのDTMでは、高性能とは言えないレベルのパソコン、動作の軽い（録音機能などのない）DTMソフトウエア、ハード音源（シンセサイザー内蔵のものを含む）の組み合わせが一般的です。私の場合、この昔ながらのDTMでドラム演奏やキーボード演奏などを構成し、それをMTR専用機でボーカル・ギターなどと掛け合わせる形で曲を作っています。

質問内容ではDTMにどんなやり方があるのかを理解していないように思われますので、とりあえずそれを先に勉強することをお勧めします。
http://www.lalaland-dtm.jp/donyu/index.html
http://www.dtmstyle.com/kouza/index.html

なお、「MIDIキーボードとパソコンとMusic Studioというフリーソフト」だけでは音源がないので無理です。（市販のパッケージソフトではソフト音源が付属するのが普通ですが、フリーソフトにはそんなものはありません。ソフト音源自体にはフリーのものもあるのでそれを使うことは可能ですが、コンピューターシステムやフリーソフト、DTMについて詳しい知識のあるベテランでないと使いこなすのは難しいでしょう。）
MIDIのみで演奏を構成する場合でも、最低限これにハード音源が必要です。ソフト音源の場合にはDAW用のオーディオインターフェースがないと発音の遅れ（レイテンシ）が発生して使い物になりません。生演奏やボーカルなどを録音したいのなら当然オーディオインターフェースが必要ですし、マイクや、楽器とオーディオインターフェースをつなぐケーブルなどの小物類もいろいろと必要になります。

どのようなやり方をするとしても、フリーソフトを使いこなして安くあげるには相当な経験と知識が必要であり、オーディオインターフェースなどどうしても購入しなければいけないものもあるし、市販ソフトはそれなりの値段であり、安くあげるのはなかなか難しいということは認識してください。

まぁ「例えば」ですが、こういう「オーディオインターフェース付き　USB-MIDIキーボード」など導入すれば、基本的にキーボードで打ち込みしつつ、ギターはマイクかラインで生音を録る…という選択肢はあります。

ほんの一例
http://www.m-audio.jp/products/jp_jp/KeyStudio49i.html
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=457%5EPSKB37%5E%5E