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宅録を中心としたバンドでのCD制作
2011/02/15 06:36
今現在バンドでの宅録をし、CD作成を考えています。
それにあたって本格的に機材を揃えたいです。
構成はボーカル、ギター2本、ベース、ドラムといったところです。
(ここにキーボードが加わるかもしれませんが)
機材に関してはsonarがそこそこ使えるのでBOSSの製品を中心に考えています。
「今迷っているのがMTRを中心にDAWを利用するのか、
DAWを中心に構成していくのか」というところです。
私の感覚ですと、MTRだとそれなりの限界があるが、手軽で使いやすい。
DAWは手間はかかるもののモノにすればいいものがするし、拡張ができる。
と考えています。
そのほかに悩んでいるところを挙げると、
1、MTRだと、どの程度のクオリティまで録音できるのか。
もしMTRである程度のレベルの音源が作れるのでこれでいきたいと考えています。
2、AIFを購入しPC周りを強化していくのであればどういった、揃えておくべき機材は何か。
私が所持していないアンシュミ、ミキサー、コンプレッサー等。
3、V-STUDIOというのは上の2点と比べてどういった位置づけなのか。
また購入するにあたって予算は5万程度で、候補としては
1、MTRであれば、「BR800」
http://www.roland.co.jp/products/jp/BR-800/
2、AIFであれば「UA25EX」。(前の2の項目で回答が頂ければ元の5万とは別で他の機材を上乗せしていくつもりです。)
http://www.roland.co.jp/products/jp/UA-25EX/
3、V-STUDIO 20
http://www.roland.co.jp/products/jp/VS-20/
こんなところで考えております。
長々と質問させていただきましたが、ご回答いただければ幸いです。
どうか宜しくお願いいたします。
回答 (5件中 1~5件目)
>> ドラムに関してははマイク8本が基本 //
基本的には、パーツごとに細かく分けるほど、後の加工がやりやすくなるとは思います。また、部屋の残響が大きい場合にも有効でしょう。
ただ、マイクの数が増えれば、その分だけ位相のズレも大きくなります。部屋の残響を拾いにくい分、「素のタイコの音、素のシンバルの音」という感じにもなりがちでしょう。
私自身は、ステレオ+@くらいでしか録った経験がないので、あまり大きな口は叩けません。より詳しい過去のQ&Aを引用してお茶を濁すことにしますが(参考リンク)、要するに「何を聴かせたいか」でしょう。
たとえば、アコースティックな雰囲気を活かすのであれば、むしろステレオを中心に最低限の補助マイク(アンビエンス、ソロ楽器など)をプラスするほうが良い、という考え方もあります(私の場合は吹奏楽畑で、ドラムを叩いている後輩も音大の器楽科なので、その傾向が強いです)。
反対に、生ドラムでもごりごり加工したい、ということであれば、できるだけ「素材」化したほうが便利でしょう。立てられるマイクの数に限りがあるなら、「今回は特にスネアが大事」とか「ハイハットだけは欲しい」とかいう形で対応することも考えられます。
ただ、まあ、マイク入力の数が多くて困るということはないでしょう。「やりたくてもできない」のと、「できるけどやらない」のとでは、全然意味が違います。将来、本格的なマルチマイクをやりたくなったときのために先行投資しておくのも、1つの手だとは思います。
>> ZOOM,BOSS,KORG,TASCUM等ありますが //
正直なところ、MTRはほとんど使ったことがないので、どれが良いとまでは言えません(特にエフェクトや編集機能については)。本当はバックアップ録音用に1台欲しいので、ちょいちょい調べてはいますが、マイクも追加したいし、マイクプリも欲しいし、シンセも買いたいし...で後回しになっています。
印象としては、KORGがデジタルミキサ型だったり8ch同時録音(しかも全chにファントム電源あり)だったり、よく言えば意欲的、悪く言えば毛色の違ったMTRを出していて、面白そうです。ただ、D888の後継機がなかなか出ないのが、不安要素ではあります。
TASCAMとFOSTEXは、やや線が細い音という印象です。FOSTEXはLR16のような面白い製品を出していますが、パーソナルユースのMTRは新製品が途絶えていますね。TASCAMは新製品ラッシュという感じですが、安価で8tr同時録音というのはありません。
BOSS(Roland)は、音も製品もまじめだとは思いますが、これまた現実的な選択肢がBR-800くらいしかないという...
ZOOMは安価で超多機能なので、予算に制約がある中で様々な機能を揃えたい場合には良いと思います。ただ、どうも、個人的には音質面で不安が残ります。
D888は電車で持ち運ぶのは辛いので除外するとなると、同時録音数は妥協してSONARのフィジコンとして使えるBR-800か、音質は妥協して同時録音数の点でR16か、という感じでしょうか。R16もSONARのフィジコンとして使えるようではあります。
あまり回答になっていませんが...
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>> 一人一人別のパートを録音し、トラックを重ねていく //
そうなると、問題は生ドラムだけですね。それは、どうする予定なのでしょうか。バスドラ、スネア、タム*3、ハイハット、オーバートップ*2とすると、けっきょく8ch(8tr)必要ですが...
ミキサであらかじめステレオミックスして「ドラムトラック」として作ってしまう方法もあると思いますが、8ch以上のマイク入力を持ったミキサはすでにお持ちなのでしょうか? あるいは、スタジオで借りますか? 追加で買うとなると、それはそれで3~4万円のプラスになるので、予算面が厳しくなりそうです。
それはそれとして、持ち運ぶかどうかも問題ですね。
極端な話、録音はMTRで行い、家に帰ってからゆっくりDAWで編集、という手もあります。ZOOM R16/24などは、そういう用途を想定した製品ではないかと。MTR単体では使えるエフェクトの種類・数も限られており、細かい編集も難しい反面、スタジオに持って行く機材を減らせるのは大きいと思うので、コンセプトとしては面白いと思います。
そのほか、現在のMTRは、各トラックのデータをパソコンに移せるはずなので、「MTRだけで編集しよう」と考える必要はないと思います。
反対に、クオリティにこだわるなら、機材が増えることはやむを得ないとして、高性能なノートパソコンとオーディオI/F(とDAW)ということになるでしょう。音質や拡張性の点では際限がないので、自分だけのスタジオを作っていけます。
安い(しかもマイク入力がたくさんある)オーディオI/Fだと、TASCAM US-800辺りでしょうか。ただ、バンドルソフトのCubase LEが8tr同時にレコーディングできるかは、ちょっと分かりません。
要するに、
・自宅にはとりあえずDAWを導入する(導入済み?であれば話は早い)
・手軽にいくならMTR、クオリティを求めるならオーディオI/F(持ち出すなら、プラスである程度高性能なノートパソコン)
・いずれの場合も、録るだけ録って、あとはDAWでゆっくり編集
・生ドラムを録るならマイク入力が6~8ch(同時録音数も同数)欲しい
・マイク入力の数が少ない、同時録音数(やオーディオI/FのIN/OUT数)が少ないといった場合には、別途ミキサなどが必要
という感じではないでしょうか。
お礼
2011/02/16 11:22
ご回答ありがとうございます。
ミキサは現在所持していません。
ノートがない上、私自身電車移動が基本ですのすで。
形としては、MTRでとって自宅でDAWというほうがいいかなと考えております。
DAWはsonarを利用しています。
やはりドラムに関してははマイク8本が基本のラインになるのでしょうか。
BR800ですと、INが4つですのでそこを満たせないみたいです。
そうなるとMTR自体の部分でも、悩んでしまいますね。
メーカーもZOOM,BOSS,KORG,TASCUM等ありますがどうなんでしょうか。
もしよろしければこのあたりも解説していただけるとありがたいです。
個人的には今現在はsonarを利用しているので、sonarとの相性がよさそうなBOSS製品のBR-800でいいかなとは思っていたのですが・・・。
>> 構成はボーカル、ギター2本、ベース、ドラムといったところ //
バンド系の録音をしたことはないのですが、その構成にシンセ(キーボード)を加えると、5~6人のバンドということですよね? それらの音を同時に録音する、ということですか?
だとすると、MTRの場合は同時録音数が最低でも8トラック、オーディオI/Fの場合は最低でも8IN以上が必要になります。BR800は同時録音数4トラックなので、全然間に合いません。UA-25EXは2IN/2OUTなので、これも全く使い物になりません。
逆に、同時に演奏するのが1~2人程度なら、こういった機材でも重ね録りしていくことでマルチトラック化できます。
なお、MTRにしろオーディオI/Fにしろ、ビット深度やサンプリングレートより、アナログ回路の音質のほうが遥かに重要です。極論すれば、2万円のオーディオI/Fで24bit/192kHzで録音するより、20万円のオーディオI/Fで24bit/48kHzで録音するほうが、遥かに高音質です。
V-STUDIOは、専用設計のハードウェア、ソフトウェア、DAWコントローラをパッケージにした商品で、オールインワンである反面、拡張性に難があるように思われます。
ともあれ、まずは「何種類の楽器を、何人で同時に演奏するのか」を明確にしましょう。そこが決まって、初めて「じゃあMTRが良いか、DAWが良いか」という話に入っていけます。
お礼
2011/02/15 20:39
ご回答ありがとうございます。
各機種のご説明大変参考になりました。
録音に関してですが、一般的なレコーディングと同様一発同時録りではなく、一人一人別のパートを録音し、トラックを重ねていくつもりです。
私の記載の仕方が悪かったようですね。大変失礼しました。
ですのでINOUTに関して問題になってくるのは生ドラムの録音だけになるかと思います。
結局のところデジタル録音をして最終的にDAWに落としこむのであれば、あとは録音時の利便性の問題だと思いますよ。
レコーダー付属のエフェクトより、DAWのプラグインのほうが操作性・柔軟性・拡張性において上ですし。
その他の編集に関してもDAWの画面上で行うほうがわかりやすいし手っ取り早い。
MTRの手軽さも、使用者と演奏者の熟練度に依存する気がします。
MTR単体で「いい音源」を作成するのはむしろ職人芸だと思いますし、
一発どりができず何度も録り直したり、音の切り貼りが必要な演奏を録音するなら
MTRの操作形態は比較的不便と言わざるをえません。録音容量も決して多くないですし。
録音環境の構築もひとつの課題です。
「宅録」と言ってみたところで、やりたいことが自宅ですべてできるとも限らず、
むしろバンドミュージックに関しては、ギターアンプやドラムの生録は
レンタルスタジオで行わざるを得ないケースがほとんどでしょう。
そうなると手軽に持ち運べる単体MTRか、AIF機材とノートパソコンの組み合わせの2択になると思います。
今回はその前提で回答します。
質問1に関して。
デジタル録音をする以上、同じビットレート・サンプリングレートなら
同じクオリティであると言っていいのでは。
プリアンプなど回路上のキャラクターの違いは出るでしょうが微々たるものかと。
DAWでほとんど編集しない・エフェクトをほとんど掛けない主義なら、MTRの方が手軽です。
ただしそうなると「素の音」の勝負になるので、マイキングなどに関する
録音の技術的ノウハウは必須でしょう。いい音が録れなければどうにもなりません。
質問2に関して。
前述のように自宅外での録音を想定すると、アナログハードウェアにこだわりがない限りは
デジタルソフトウェアを充実させるのが賢明かと思います。
重くてでかいラック機材なんかを買っても、いちいち持ち運びたくはないでしょうから。
必要十分なエフェクトはDAWが内蔵していることが多いですし。
ミキシングはDAWで可能なのでミキサーも不要。むしろより高品位で入出力の充実した
AIFを購入するほうが、柔軟性や拡張性において上だと思います。
専用のAIF購入のメリットとしては、他の2機種では不可能な高ビットレート・サンプリングレートでの
AD/DA変換が可能な点でしょうか。
質問3に関して。
簡単に言うと、AIF内蔵のDAWコントロールサーフェイスでしょうか。
「MTR感覚で」パソコンでの録音ができますが、
それ単体での録音ができないという点でMTRとは違います。
専用の編集ソフトや内蔵アンシミュソフト等、
「単なるAIFよりは便利な機能が多い」というのが売りでしょうね。
自分が質問者さんの立場なら、という観点で回答するならば、BR800の購入を検討します。
単体録音可能、ある程度のエフェクト搭載、AIFとしても機能。要望は全部カバーしていて、どうとでも対応できます。
さらに自分にとって大事なのは、4インプット/4トラックの同時録音が可能な点。
特にドラムの生録には重宝すると思います。
お礼
2011/02/15 20:33
ご回答ありがとうございます。
ご丁寧にご回答いただいたいので、非常にわかりやすく私自身理解することができました。
回答者様の言うとおり、おそらくMTRを購入することになるのではないかと思います。
お礼
2011/02/19 09:03
ご回答ありがとうございます。
やはりINはそれなりの数がほしいですね。
これからどういった形をとるのか未知なものですし。
MTRに関しても大変参考になり、助かりました。
それぞれよく調べて考えてみようかと思います。
やっぱりパーフェクトを求めるならAIFしかないみたいですね。
ノートパソコンの購入も考えてそちらの方向も考え直してみたいともいます。