電子ドラム用アンプについて

電子ドラムは、パッドそのものが発する「パコパコ」「ペシペシ」という音が気になりやすく、しかしそれを覆い隠してしまうほど音量を上げてしまうと、今度は騒音問題になります。なので自宅練習用にはヘッドホンで済ませる方が多いのだと思います。

電子ドラムは、シンセサイザー（キーボード）などと同じライン信号です。ライン信号というとCDプレーヤーやプリメインアンプ、ミニコンポ、ビデオデッキ、ミキサーなど多くの音響機器で使われていて、互いに接続することができます。
ただ電子楽器はレベルが低い＝音が小さい ため、そのままミニコンポなどに繋ぐと、CDやラジオの音声に比べて音が小さいと感じるかもしれません。

電子ドラム専用アンプが最適なのはもちろんですが、ライン信号を扱うキーボードアンプやモニターアンプ、PA用のパワードスピーカーも使えます。(感度調整の機能は必要）
スピーカーのサイズは、8cmスピーカー1個の小さなものから、38cmウーハー＋ホーンドライバー といった超大型のものまで様々です。「とにかく聴こえればよい」ということなら小型スピーカーでも構いません。ドラムならではの重低音を出したいとなると、少なくとも8インチ（20cm）、できれば15インチ（38cm）の2way以上が欲しくなりますが、置く場所の確保が大変ですね。

ギターアンプのギター入力に挿して使うのはお勧めしません。もともとの電気信号の性質が違うという理由もありますが、それ以上にギターアンプは「エレキギターに特化して音を造り込んでいる」ため、電子ドラムが求めるフラットな再生音質からは遠のいてしまいます。
ベースアンプも似たり寄ったりではありますが、ギターアンプに比べればずっと素直ですので代用にはなります。もしベースアンプに Passive と Active、2つ端子がある場合は、Active の方に繋ぐようにしてください。

例外として、ギターアンプやベースアンプには AUX や CD-IN などの名称のライン入力端子があるものがあり、こちらには電子ドラムを接続できます。ただし音質的に電子ドラムに向くかどうかは、ギター入力に挿すよりは良いけれど、音質が適しているかどうかは別、と申し上げておきます。

専用アンプ ≧ キーボードアンプ／モニター／PAパワードスピーカー ＞ ベースアンプ／ギターアンプのAUX/CD端子 ＞ ベースアンプ ＞ ギターアンプのギター入力

という感じでしょうか。

接続可能ならなんでも大丈夫といえば、そうなんですけど・・・

経験的には、ベースアンプが
高音・低音のバランス等がよい感じがします。

タイコ各々の音量バランスの調整などは
本体側ではできないと思いますので

できればグラフィックイコライザーを間に入れて
調整するとよいかもしれません。