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少子化と主婦 一般認識の違いについて
2015/04/26 07:38
人口統計や家族論を大学でやっています
そこでは少子化と専業主婦(夫)が増えることは相関関係があるというのが通説です
一般的に専業主婦(夫)が増えると、少子化が進むことがわかっています
ヨーロッパ、日本、韓国どこでも大体の国ではそうなりますし、専業主婦(夫)を減少させる取り組みを行うと、出生率は下げ止まる水準になります(出生率が「人口が増える水準」かは税金制度や支援策などの関連が指摘されている)
1975年から少子化は開始し、進むのですが、その頃は専業主婦(夫)が最も増えた時代でもあります
しかし、ネットや世間一般的な認識は専業主婦(夫)増える=出生率増える、という、真逆の結果を認識してる人も多くいます
たしかに発展途上国の、年収グループの低いグループの人口統計だとあてはまることが指摘されていますが、なぜ、先進国の日本でこの認識が一般的なのでしょうか?
人口統計学者などはそう見てる人はごく少数で、社会主義で国がよくなる、という経済論理のように、ちょっとイロモノな理論の人だとされています
なにか流行った論文や流行った本があるのでしょうか?あるいは医療現場での通説だった、母親学級での通説だった、育児本などで用いられた説がそれだった、なにか言い伝えがあった、テレビの特集があった、あとは、なにがあるかなあ…?
この差異の原因や要因について思い当たる人はいますか?とても気になったので
なぜ真逆の理論が一般的になったのでしょうか?
よろしくお願いします
回答 (5件中 1~5件目)
>>どんな書籍を読まれたんですか?それが知りたくて質問させていただきました
ネットや書籍では、「子供を1人産んで、子育て費用、教育費用をあわせたら、1,500万~2,000万円」と書かれています。
専業主婦じゃあなく、妻が働くってことは、家庭の収入が子育てを含めて不足しているってことをあらわしているということだと思っています。
ちなみに、日本においては、ここ15年くらい平均年収が下がり続けていますし、それに応じて専業主婦も減っているのが実態のはずです。
もし、専業主婦が増えると少子化が進むのが正しいなら、その逆に日本では、専業主婦が減っているわけですから、少子化ではなく、この15年で日本は子沢山の傾向になっているはずだと思いますが実態は逆ではないでしょうか?
まあ、統計的というか、専業主婦と少子化とは、直接の関係性ではなく、間接的な関係性のものだと思いますけど。
ところで、私は幸福の科学の会員ですが、大川総裁の御法話において、大規模講演会は別ですが、精舎や支部の御法話では、最後にQ&Aコーナがあります。
ある方が「私は3人の子供がいます。教育費などを考えると、将来が心配です。どうすればいいでしょうか?」
と質問されました。
それに対する答えは
「3人は多いですね。あなたの会社での地位は?(質問者が答える)ああ、失敗しましたね。3人の子供を高等教育までするには、部長クラスの給料をもらってないと無理です・・」
なんてやりとりがありました。
こういうQAサイトにおいても、収入が不安定、あるいは少ないから、「子供は無理!」っていう書き込みをみることが時々あります。
フランスでは、金銭的なことや子供の権利を普通の夫婦と同じにする、つまりシングルマザーになって子育てができる制度を充実したら、出生数が増えたといいます。
専業主婦が多い、少ないよりも、こういう制度がどうなっているかが、少子化に大きく影響すると思っています。
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>なぜ真逆の理論が一般的になったのでしょうか?
信頼できる文献などはないのですが、
日々の暮らしから感じることがあります。
それは『人は自分の考えと違うことはなかなか信じない』ということです。
いまだに3歳まで母親(父親はありません)が家で養育しない子は
将来非行に走るとか真顔で言う人もいますし、
以前トキソプラズマ感染が問題になった時も、猫からの感染より
豚生肉からの感染のほうが多かったという実例は全く無視されていました。
疑問解決のお手伝いにならなくですみません。
お礼
2015/04/27 02:04
そうなんですか
一度ひろまったことと逆のことを広めるのは難しいのかもしれないですや
少子化の原因として、
夫婦共稼ぎの勤務の時間差(残業・夜勤と早出・昼勤)さらに、
潔癖症(エロ本やエロビデオは不潔を印象付ける。)
エロ動画はだんだん過激になりマンネリし、なれてしまいSEX
をやりたいと思わなくなる。(人それぞれ中には好きな人も)
男女ともに一人で生活をしていけれる。一人の方が自由に動き
が出来る。(家族の都合に拘束されない。)
責任は自分一人で負える。(妻も子も居ないから。)
妻や子を養う経済力(妻は生活費・夫は貯蓄とローンの返済)
とすれば良いのですが、税金を何でもかんでもかけまくり生活
費を圧迫しています。子供の学費・両親の介護・固定資産税等
毎年税金を上げています。5年ぐらい安定すれば良いが、財布
のひもも固くなります。子供は1人養えれば十分です。
専業主婦が疲れた夫を癒やし、もてなし性欲を奮い立たせる。
共稼ぎでは男性も女性も疲れ果て仕事のことで悩みがあれば互
いに癒やすことも無く時が過ぎるだけです。
理論や書物でなく、私の長い人生から学んだ事です。
普通のおじさんですが・・・(統計学とか知りません)
>専業主婦(夫)が増えると、少子化が進む
って初めて聞きました。
相関関係は有ると思いますが、
専業主婦が増えるから少子化が進むのでしょうか?
日ざしと気温の関係に似ていませんか?
日差しが強いのは正午ですが、気温が高いのは14時ぐらいです。
グラフにすると、日差しは正午を境に山形ですが・・・
気温は14時を境に山形になります。
正午から14時では、
「日差しが弱まると気温が上がる」と言えます。
世界的にこのようになると思いますが・・・
だとすると、「日差しが弱まると気温が上がる」のは世界的に正しいことになります。
少子化が進むのと専業主婦が減るのは、どちらも結果であって・・・
「夫一人の給料では生活できなくなった」と言うのが原因でしょう。
補足
2015/04/26 09:04
やっぱり聞いたことない方が多いのですか… どうしてでしょうか…
実は、
・婚姻率が高く、年収が高く、片働き
という属性の出生率が、どの都市、どの年代、どの国、でもかなり低い出生率なため、年収が原因だとする説は否定されています(日本でも高度経済成長期に出生率が1.数%になり、バブル期でも出生率が回復しなかった)年収が原因と考えて政策を進めた国が、出生率がめちゃくちゃ下がってしまったことがあるのです
そう思う理由って、例えばメディアであるとか書籍であるとか、どういうものがありますか?よろしくお願いします
>>そこでは少子化と専業主婦(夫)が増えることは相関関係があるというのが通説です
一般的に専業主婦(夫)が増えると、少子化が進むことがわかっています
こういう仮説は、私は初めて目にするものですね。
私の妻も同じですけど、「専業主婦が減ると少子化が進む」が通説ではないでしょうか?
これが正しいかどうかは不明ですけど、一般人としては、こっちのほうが通説になっていると、書籍やネットを見ていて思います。
お礼
2015/04/26 14:04
一応、主婦が増えると少子化が進む学説的な長い説明があるのですが、
目にうるさいかと思って省きました(書いた方がいいなら書きます)
回答ありがとうございます!
補足
2015/04/26 08:51
初めて目にするんですか?
まあ、確かに地味な学問かもしれないですもんね…
どんな書籍を読まれたんですか?それが知りたくて質問させていただきました
よろしくお願いします
補足
2015/04/27 01:53
ああ、よくわかりました
二つの問題を一緒にしています
第一段階→少子化のスピードを緩めること、少子化の範囲でも毎年減り続けるのを防止(片働きを減らすことが有効)
第二段階→国が豊かになるように子沢山にすること(おっしゃっていただいたフランスでの支援策や、産休や育休の支援策が有効)
まず、日本では第一段階を実施できてません
まず、毎年減る出生率を低い範囲でも止めることをしなくてはいけません
ちなみに、主婦が減ったことにより15年で出生率の減るスピードは緩んでいます たしか去年、初めて出生率が対前年を上回りました(まだまだ少子化の範囲ですが、75年以来ほとんどないことです)が、まだたまたまそうなっただけという傾向が強いかもしれません
主婦と出生率の関連性ですが、主婦というのは分業です 家庭のお仕事を担う人、外で仕事をする人、とキッチリと分けることです
一見、効率的なように見えます しかし、うまくいきません なぜか 工場で車を作るとき、昔は全ての工程を一人で行いました ハンドルも窓ガラスもシートも師匠に教えられて一人で1台の車が組み立てられるようになります 分業を導入すると、窓ガラスだけを教えられて、窓ガラスのみ仕事することになります 労働者はこれを強く嫌がりました 人材流出が止まらず、給料を3倍にし、なんとか人材確保をしました しかし、それでも労働者は全ての工程を一人で行える工場に流出しました(実際にあったことです)経営学で昔から知られていた理論ですが、人間は一つのものだけやり続ける分業仕事より様々な仕事に携われる仕事のほうが人気が高いです
細かい分位仕事は、だいたい3倍程度の報酬でギリギリ、4倍程の報酬がなければ発展維持できません
この理論は家族制度の「家庭と外での仕事の分業」では影響しないと考えられていましたが、これを応用した政策を行った様々な国が、少ない税金で効率的に少子化を改善し、これを踏まなかった国が少子化に拍車をかけたことにより関連が証明されました フランスでもこれを踏みました
まず、子育てを、いろんな仕事ができますよ!という職業にするのです(男性も含めて)分業をあやふやにするのです
分業を緩めたところ、魅力的だと感じる人が増え出生率が改善しました(まだまだ少子化、少子化のスピードが止まっただけ)、その上で、では女性の権利、では産休、保育園作る、と少しずつ整え子沢山になるように出生率を上げて行ったのです ちなみにフランスでは家庭の分業はどマイナーで、主婦率がとても低いです そのベースの上に支援策を置いたので、出生率があがったのです
両方行わなければいけません 片方のみ支援したのがドイツで、分業に触らなかったため、支援策が単に莫大な税金を浪費しただけでした
分業で人口維持をやって行くには、現在の3倍程のお金が必要です(おっしゃっていただいた、1500万以上かかるのも、年収の3倍程度でしょう。仮に財政を3倍支出すれば増えるかもしれません、しかし財政を3倍にすることは非現実的です)
それに、子供が3人いて不安というのも、もしかしたらこの分業の3倍報酬の法則に従っているかもしれません これは文献がないので予想ですが
二段階踏まなければならないことが、あまり伝わってないのですかね?
なんででしょう? どうしてネットや世間一般などでは、片方のみの支援策ばかり言われるのでしょうか?
長く書いてすみません
短くまとめたかったのですが、できませんでした