ひずるについて食べられる？畑の雑草「ひずる」とは

どちらにお住まいでしょうか？「ひずる」と言うのはお住まいの地域の方言で一般的にはお住まいの地域以外では通じません。
それで調べてみたのですが、ハコベの事を「ひずる」と呼ぶところが有るらしいと解りました。ハコベって聞いたことはありませんか？
ハコベであるとしてお話します。
１月７日の「七草節句」の時にお粥に入れて食べる「春の七草」の中のハコベラ＝ハコベです。最近はスーパーの野菜売り場にお正月が過ぎて５～６日頃に七草をパック詰めにしたものが並びますが、ちゃんとその中にハコベも入っています。という事は、ハコベもちゃんと栽培されていると言う事です。ただ、七草の他の植物と込みでの栽培が多いと思いますが、ハコベの場合は生薬（薬草）として薬局で乾燥した物が売られている事もあるので、そちらの方目的で栽培している農家さんもあるのかもしれません。

ハコベは昔はよく家畜や草を食べるペットに与えた物ですが、ペットの小鳥（セキセイインコや十姉妹、文鳥など）が特に喜んで食べる草です。特に種子が好きなようで実が付いていれば葉よりも実ばかり食べていました。もちろんハムスターやウサギなどにも与えれば食べるのでしょうが、最近は畑や野に生えていても農薬や除草剤の残留成分が残っていたり、同道路縁に生えている物だといつも散歩している犬のおしっこが掛かっているかもしれない、車の通りが多い所だと排気ガスが掛かっているでしょうから、進んで摘んで与える人はいないでしょうね・・・。

もしご自分の家の畑で、２～３年は薬剤を使っていない畑や土地に生えている物なら薬剤の成分の残留は無いと思います。生えている所の土が汚染されている可能性があるのなら念のため食べない方が良いでしょうね。

昔の物の無い時代は冬の間の貴重な栄養源だったようです。でもお粥や汁物の青味やお浸し程度の食べ方、贅沢な食べ方でも天ぷらにしたり他の野草と一緒にしての油炒め程度だったでしょうね。
ちなみに「ハコベ　食べ方」のキーワードで検索してみると、ヒットするいろんなサイトで食べ方が紹介されていますが、工夫次第で美味しく食べられるいろんな食べ方が有る様です。美味しいと言うほどでは無いです。青臭さは野菜から比べると強いと思いますが、アクの方はそれほど無いです。

ただ、これからが問題点ですがハコベと言っても実際はハコベの類はとても種類が多く、その中で食べられる種類は限られます。なので、実際ご覧になっている物が本当にハコベであるのかをきちんと確認せねばなりません。ハコベと名が付く物の中にはわざわざ食べるまでもない食べにくく美味しくも無い物も多いものです。
インターネット上には植物分類でハコベ類の各種の見分け方を紹介している所があるので「ハコベ　見分け方」や「ハコベの仲間」のキーワードで検索し、ヒットしたいくつかのサイトを見て画像を見比べ、花弁の数やガクの形や葉の様子など確かめてみて下さい。

ちなみにハコベが雑草として良く生える土地は土壌のｐＨがアルカリ性に傾いています。ホウレンソウなどアルカリ性を好む作物以外を栽培するには向かない事もあるので、もしご自分の家の畑や花壇などに生えてくるのなら、ｐＨ一度計ってみる事をお奨めします。その傾き度合いによっては土作り時に石灰を入れるのはやめて、酸性の土資材を混ぜ中性の方に向けてあげる必要があります。

お礼

2016/01/28 19:41

そうですか
ひずるというのは私の住んでいる地方の方言ですかね
ハコベになるかどうかよく調べてみます。
大変ありがとうございました

質問者