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なぜ着床の方が難しいんでしょうか?
2020/03/28 16:40
受精率自体は80%の確率だが、着床率は20%ほどなので、妊娠率は30%ほどしかないという話を聞いて驚きました。
精子が生存競争を生き抜いて卵子に到達する方が難しいことだと思っていたのですが、なぜ受精が終わって後は静かにしているだけの状態で着床ができないんでしょうか?
子宮内ってまだしぼんだ状態ですから内壁への距離も短いですよね?
受精卵が着床するまで何か複雑な工程でもあるんでしょうか?
子宮内の壁にくっつけば良いだけではないんですか?
液体に浮いてる状態とかだから、受精卵になった状態で腰をシェイクして壁にくっつくようなことしないといけないとかでしょうか?
なぜ着床率の方が低いんでしょうか?
質問者が選んだベストアンサー
卵子に「着床しろ」と命令する機能は、卵子ではなく精子ダケがもっています。
なので、精子と関係したことがナイ卵子が排卵されても着床はおこりません。着床決定権も卵子側にあるとしたら、生理・排卵が始まるや否や女の子(小学生高学年くらい?)のお腹は膨らんでくるかもしれないのです。処女懐胎。
受精卵といえども、基本は卵子です。それを、それまで卵子と縁がなかった精子が運転して、卵巣からの距離・タイミングを見計らって着床させる形です。
精子が正しく卵子を運転して、子宮内の正しい位置に着床するかどうかは、精子の機能が正常に働くかどうかに深くかかわってきます。下手くそなドライバーが車庫にうまく入れられずどかでぶつかってしまうように、運転能力に欠けた精子とくっついてしまった受精卵は、卵管だのなんだの、子宮以外に着床してしまう事故をおこします。着床を断念する場合もあるでしょう。
ましてや母体は動きます、体調も変わります。その都度、重力の方向も変わるでしょうし、卵管などを流れる液体も強さが変わるでしょう。
それに準じたり逆らったりしながら、受精卵は操作されなければなりません。
つまり、ゴールへひたすら走るのと、大地震・嵐の中で慣れない車を運転するのと、どっちが面倒か、という話になると思われます。
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