今回の浜岡原発停止、影響は

核爆弾の回答も興味深いものがありますが。

便利になる。電気を使う。不足する。発電所を増やす。便利になる。電気を使う。不足する。発電所を作る。

星新一の赤ちゃんが次々とオモチャ欲しさに泣き声を大きくしてゆくお話しのようです。
どこまで電気を使えば日本人は満足するのでしょうか。
電気の使用量に制限を設けるという発想はないのでしょうか。
電気事業が企業である以上営利を目的とするのでどんどん電気を作って売りたい。
少しでも原料を安く、初期投資を安く電気を売りたい。
安全性や危険性の確率なんて、新駅をつくるときの経済効果の計算のように調整すればなんとでもなるものです。そう言う意味のない数値で説明付け、該当する地方公共団体にお金を落としては建ててきた物と聞きますよ。悪く言えば体よく買収されてしまったわけです。

推進する学者さんたちも利用されれば研究費が来るし潤いますね。九州などでは「地球に彗星が当たって滅亡するくらいの確率だ」と原発の安全性を訴えたようです。その学者さんたちも先日陳謝しましたよね。やっぱり間違いだったんです。

安全対策に問題があるのが明確になった今、その時、魂を売ってしまったのだと恐ろしく感じます。
電気を使う人、作る人、研究する人、原発を建てることを認めた行政。全てが目先の欲望にとらわれているということではないでしょうか。

原発の歴史についての映像です。これをご覧になると、マスコミがなぜ本当のことを言わないかお分かりになると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=DwCeud58B8w
http://www.youtube.com/watch?v=DwCeud58B8w
http://www.youtube.com/watch?v=TldnvZWdLcQ&feature=related

また、重要な点は、原発は核の抑止力にもなるからです。

敗戦後、日本が復興してから、日本は当時の西ドイツに声を掛けて、核弾頭を持とうと相談しましたが、西ドイツは東ドイツとの関係上それを断りました。　
結局日本は核弾頭そのものはもてませんが、その代わりに原発を推進してきました。

吉岡氏のコメントにご注意ください。
http://www.youtube.com/watch?v=w-B8ZrsLxws&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=3aFP8EIYAkU&feature=related
そのときの首相は佐藤栄作氏で、結局、日本は核弾頭を持てないという結果に至り、「非核三原則」案を打ち出し、結果、佐藤栄作氏はノーベル平和賞を受賞しました。

マスコミと自公民が推進してきた原発ですが、民主党は野党の時には、原発問題について何も反論してこなかっただけでなく、官民国を挙げて、新幹線とＣＯ２削減のあおりを受けて、原発を諸外国に売り込もうとしていました。　でも、原発を海外に誘致するということは、核の拡散に繋がることです。それは、北朝鮮に軽水炉与えたら、すぐに北朝鮮は核弾頭保有国になったことを思いだされれば簡単なことだと思います。　ミサイル技術と原子力発電所があれば、核ミサイルは国策としては難しい技術ではではありません。
http://www.originalest.com/news.php?id=00008

また、原発が一度始動し始めると、発電所１基から、大量の使用済み燃料が出ます。　日本は国土が狭い地震、と火山国なので適当な処理場所がありません。　ですから、使用済み燃料はどんどんたまり、格納容器の上のプールなどに保管される様になります。　使用済み燃料からプルト二ウムを取り出してリサイクルしようとしましたが、わずか１％か利用できず、後の９９％はゴミになります。　その様に軽水炉１基を誘致すると、今度は２基も、次はは使用済み燃料のプールとどんどん、増やさないとやっていけないのです。
http://www.youtube.com/watch?v=0Fei33DB_Qk

http://pastport.jp/timeline/compare/13761b79f92d2ed1d7e89b60b109c259/age

原発を造ると多くの雇用が生まれ、ゼネコンや資材会社は儲かります。それらが儲かれば株も上がり、金融界も豊かになって景気が良くなります。　但し良いことだけではありません。
http://www.youtube.com/watch?v=U73WCbZqD2s

電力会社が儲かれば、マスコミ、官僚などは天下り先として益々、彼らは癒着していったのです。
http://www.youtube.com/watch?v=NTAbzeI-5yo&NR=1

電力会社は国から国民年金の融資先、都からも融資先、成長株になり、どんどん儲かって行きます。その使い道は、競争会社も無いのに、コマーシャル料、国立大学で御用学者の育成、原発敷地内に高価な展示室などなど、もうここまで来ると、日本の経済界や金融界、政界、一部の学者は原発で生きている様なことになるのです。　だから、政府も御用学者も東電を潰さないように一生懸命に擁護するのです。http://www.youtube.com/watch?v=YA2LaX8eGDA&feature=related

≫国民を恐怖のどん底へ突き落としてまでなぜ

本当に恐怖を味わっているのですか。
私は確率が高いものには、少し注意を払いますが、逃げれば済む
程度のものには感じないのです。

国の政策はいつも場渡り的ですから将来のことは見ないようにしています。
あまり安全な物を作ろうとすると資金が掛かるから適当な安全対策で安い電気を供給して経済発展に貢献しました。
政府関係者は数年で交代しますから、数年先だけを考えれば責任は免れる事ができます。
地震が起きなければ原発事故も起きなかったことにして、自然災害と言う結論を出せば皆さんあきらめるでしょう。
停止、廃止のコストは何十年も先ですから考えないことにしてしまおう。
政府は経済発展とリスクを天秤に掛けて、日本の世界に対する優位な立場を守る重要な働きをする知識人の集まりですから。

結論として全て先送り、国の借金も先送り、今が平和で見た目豊かであれば国民は満足してくれるかなー？