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締切済み

本当に新しい復興

2011/05/26 03:03

新旧の考え方や価値観を問いたいと思います。
主に貨幣についてです。

原子力発電所が爆発し、避難すべき放射線量の土地に避難指示が出ません。
それは国家の公務員たちが計算し、福島県民に支払うマネーを少なくしたいがためだと思います。
つまり吝嗇な世界なのです。命のためにカネをケチるという理屈なり価値観なりがあるらしいのですが、それは資本主義のヘドロのような考え方だと思います。

マネーというものが道具として非人道的だ、と思うのです。
その道具は人々から時間なり資源なりを奪うばかりだと思います。いじめの構図なのです、アメリカ>日本、それに中国>アフリカなど。マネーによって搾取している世界は、終幕させるべきところに来ています。

資本主義に代わる仕組みは、無償主義といったものです。
貨幣は紙屑のようなものでしかないので、それ自体には筋肉も脳みそもないため仕事をしません。しかし人々の欲望を誘い、人々をコントロールする道具になります。そのコントロールから人々を解除すべきです。

ボランティアマッチングをするアプリがアメリカで開発・利用されています。アメリカなどではもともと、古いものを無償で譲り合う仕組みがあるらしいのですが、モノやサービスを無償で提供しあう仕組みを、アメリカでも日本でも、国を問わず、国の境目などは完全に無視しながら、行うことが、世界の資本主義的な軋みと苦しみからの復興になると思います。
無償の仕事を人と人とが与えあいながら、そのすべての人々の無償の労力の総合が、世界を無貨幣の社会にし、そして、なんだか社会主義みたいですが、産業や経済活動の自由さ(なにを作るかとか、どこへ行くかとか)を維持するのです。

飛行機会社があるとして、旅費を無料にします。飛行機の燃料も無償であり、パイロットや機内食も無料です。必要があるものは無償です。なぜ無償が可能かというと、飛行機を作る人や維持する人々の暮らしもまた、その他のあるいはお互いの、無償のサービスやモノの提供によって支えられるからです。

そういう助けあい、つまり本来的な相互扶助の社会が展開するのですから、そこに国家の別もヒエラルキーも貧富もなく、金のためにするのではなく、金のために人をだますこともありません。例にした飛行機の他のすべての産業においてその通りにします。医療の世界では薬も医師の技術提供も、みな無償であり、そして医師や薬剤師の暮らしは無償の社会によって支えられます。

その支え方を、マッチングアプリや、マッチングサイトや、とにかくインターネットによる精緻な仕組みで構築するということです。そうすると無貨幣での人生や生活が送れるわけですから、福島県の原発そばの住民も、仕事というものを収入つきのものに限定することはなく、逃げられるわけです。首輪のついた犬のようにその場にとどまっている必要はないわけです。どんな土地でも、本当の無償の仕事を日々すれば良いわけです。

世界的な規模でそのような方法に、社会が変化すべきだと思います。一つの国や地域でるだけでは足りません。して国家なるものの超克も、一つの国や自治体、市町村においてするだけでも足りず、世界同時にすべきなのですが、しかしもうそんな国家なるものを無視してしまって、個々人や集団による相互扶助を無償で、克明にし始め、し続けることが、今や明日の命のためになると思います。

私は不完全ながらそんなふうに思うのですが、そしてこの方向で考えを進めて行きたいと思いますが、説得力というか、理解や納得とか、行きますか、どう思いますか。

福島県の人々、東北の人々、そしてその周辺の人々、さらにはそこより遠くのすべての人々の復興は、資本主義のアンバランスからの復興であると思います。その復興は無償化の徹底にあると思います。

回答 (1件中 1~1件目)

2011/05/26 11:08
回答No.1

質問者様の考え方は「共産主義」といいまして、すでにあらゆる実験がなされています。

結果としては、惨敗でした。
理由は簡単です。人間は「欲」をもっており、それをコントロールするためには、なんらかの外的な力が必要だと言うことなのです。

もちろん共産主義であっても、この「欲」を抑えることは重要ですから、このコントロールは共産党が一手に引き受けることになっているのです。今の中国もそういう方法でやっています。

これを克服し、またはすべての人の「欲」に答えるためには、無限の資源とエネルギーが必要です。それが無い以上、無償ですべてを提供できるというのは夢物語にすぎません。

例を出しましょう。
質問者様は無償の世界の中に医師とか薬などをあげておられます。たとえば、今まで直すことが出来なかった病気にてきめんに効く薬ができたとしましょう。しかし、希少な材料から作るので少ししか出来ません。これが痴呆の改善薬であれば、ほしい人は日本だけでも何万人にも上ります。でも、それを投与できるのは何割かだけだけです。

このようなものも「欲」です。しかし正当な欲望でもあります。でも誰かがもしくは何かがそれをコントロールしないと、どうやっても解決できないのです。
資本主義は封建主義に比べれば平等に解決できます。お金を持っていれば、希少な(つまり高い)薬を買うことができるからです。貧乏人は我慢が必要です。
すでに崩壊したソ連では、共産党がコントロールしていました。国の発展に尽くした人、希少価値の高い人(人間国宝など)、重要と共産党が考える人に与えら得ることになっていたわけです。これはすでに政治です。

このようなことを共産主義はやっていたため(やる必要があったため)、官僚組織の肥大化と権力化を招き、その恩恵にあずかれない大多数の人の意欲をそぎ、かえって経済が停滞することになって、ソ連は崩壊しました。中国も同じ道をたどっていたのですが、途中から資本主義を取り入れて今の発展があるのです。

すべてを無償で提供できるのは素晴らしい世界だと思いますが、どこかで必ず、ほしい人よりも提供できるモノのほうが足りない、ということが起きてくるのです。それも贅沢品ならいいですが、薬とか臓器移植とかごくわずかにしかないもので、それでいて生命に直結するような内容ならどうしても何らかのコントロール方法が必要になってくるのです。
もし、お金のような「筋肉も脳みそもない」モノが決めるのではなく、誰かが、だれに優先的に臓器を移植するのか、薬を投与するのかを決めるのであれば、それは奴隷制よりもひどい人間の選別であるといえるでしょう。

無償の善意の話とシステムは素晴らしいと思います。しかし同時に人間の「欲」をコントロールする方法を解決しない限り、無償のシステムも夢と消えます。

今の質問者様の考え方では、すでに明白になっている課題に対する解(または対策)がまったくありませんので、議論の対象になりません。
ちなみに、SF小説ですがジェイムズ・P・ホーガンの「断絶への航海」という本があり、まさに主題は無償の世界です。これは共産主義の失敗が明らかになる前にかかれたものですので、アナクロな部分もあります。

共産主義とその失敗をよく調べて、合わせてこの本をお読みになれば、人間の「欲」というものの本質が見えてくると思います。

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