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ベストアンサー

放射線 被爆限度

2011/10/23 00:19

原発の作業員の方々の被爆限度って、なんの為に決められているんですか?
緊急事態になったら引き上げて、しばらくして落ち着いたら引き下げて・・・
限度がころころ変わってしまっては、限度を設ける意味が無いように思います。
はじめから250ミリシーベルトを限度にすればいいのではないでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

ベストアンサー
2011/10/28 20:11
回答No.2

はじめまして♪

非常時だったので、安全基準が混迷しましたね。

例えば、10シーベルト/hの場所で作業を行う場合、60分で10シーベルトなので、6分で1シーベルト、現在の250ミリシーベルトは0.25シーベルトですから、90秒だけ作業が可能です。
(ただし、近付いてから遠ざかるまでを考えると、現場に到着する前に帰らなくちゃ、、、)


過去の事故や戦後の調査等から、1シーベルトで半数以上の人が健康被害が出て来ます。5シーベルトで死者が出て、7シーベルトで生存した人間は居ないと言われています。
近代的な医療が発達した状況での事例は、日本の原発燃料工場での臨界事故です。
7シーベルトを超す被曝で即死からは救済されましたが、数ヶ月の非常な状況下で亡くなってしまいました。

あの事故は、マニュアルも多少問題でしたが、それ以上にマニュアル無視した作業で手に持っていたバケツで臨界したことです。原子炉の燃料棒のが入った容器に中に居た様な状況ですね。
そのため、短時間で大きな被曝してしまったんです。

また、年間の被曝量を規定していても、日雇いの労働者が電力会社を渡り歩いて規定の数十倍の被曝なんていう問題も昔から一部で言われています。

実際の人体実験例が少な過ぎて、本当の危険数値とか、安全性の理由が科学的にはまだまだ曖昧な事も事実です。

過去の少ない情報から、短時間で1シーベルトは危険、だから、年間累積で半分とか1/4とか1割りとか、そう言う基準なんです。

ちなみに、私は今年の震災後に、歯医者さんと内科と専門医の心臓検査でレントゲンが6回、血管カテーテル検査ではレントゲン40分を受けています。医療でも放射線を受けてますが、太陽光や温泉などからも受けてますよぉ(苦笑)
さらに、来年は宴会目的で日本で一番放射線が強い温泉(秋田県の玉川温泉)旅行計画中です♪

あれこれ調べてみて、結構強い放射線なのに、毎日、何十年とそこで働いている人が居るのですから、本当の安全って、どうなんだろ?って考えちゃったりします(爆笑)


それにしても、安全基準の数値、作業者の数値も食品の数値も簡単に換えられても困るのですが、それだけ科学的な裏付けが確立していなかったというのが実情かと思います。

規制を厳しくすれば、これから本体内容物が爆発で世界にばらまかれるのに、修理や対策に行けないと言うのは避けたいでしょうし、労働基準として制限値を超えた作業を指示出来ない状況は避けたかったのでしょう。

一番醜かったのは、自衛隊が最初に上空からの放水作業で引き返してしまった、爆発後に最も放射線量が高かった上空に「規定以上だから近付かない」という判断ですね。
現実としては、上司の命令が絶対と言う組織で、放射線の専門家は居ない状況の上、国の穂率に基づいて行動するのですから、当然と言えば当然だったんですけれど、当時はテレビニュースを視てほんとガッカリでしたね。

でも、今から考えたら、炉心溶融(メルトダウン)していたので、人命に関わる程の放射線量が加速されたのかもしれません(いまだ 未公表なので、あくまで憶測ですよ。)

回答と言うか、たんなる素人の個人的感想ですね。失礼いたしました~~。

お礼

2011/10/28 21:14

長文の回答ありがとうございます。

やっぱり、ちょっとおおざっぱなところはあるんですね。
核とか放射線は、人類がまだ未経験なことが多い分野なので、仕方がないと言えばしかたないかもしれないですね。
その分、この事故で人類が学べることも多いはずですよね。

それにしても、作業員の方々をはじめ現場で活動されている人たちには頭が下がります。

質問者

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その他の回答 (2件中 1~2件目)

2011/10/23 17:49
回答No.1

原発の作業員の方々の被爆限度が一定しないのはおそらく、 

事故発生当初は、事故があまりにもひどく、高線量の放射線の中での危険な作業をさせるのに被曝量を引き上げなければいけなかった。 その後、各国からの高すぎる被曝量の指摘を考慮してまた下げる。 しかしながら、汚染水処理のフィルター交換では高線量を浴びなければ作業ができないし、また、8月上旬には排気塔の管の中から10Svもの高線量が測定された。等。

東電は作業員との契約にあたり、将来健康被害で告訴しないように署名させるそうです。 例えば、250mSv上限で契約して、500mSv以上被曝させた場合そんな契約があっても賠償問題は起きる可能性があるので、あげるのだと思います。

また、作業員側からすれば、年間250mSvを上限にされると、250mSvを浴びてしまうと1年間作業員としては働けなくなります。 4~7次下請けの作業員は名前を変えたりしてまた戻って来たり、作業中に線量計のスイッチを切ったり、はずして作業する人も増えているそうです。 危険を承知で、それでもお金の為に働きたいという人がいるようです。

今、1号機には鉄骨とアクリルカバーで覆いが造られましたが、覆うことで、放射性物質が外気に漏れないのは良いのですが、漏れない分、作業員さんたちの被曝の危険は高まると思います。

YouTubeでしたのタイトルを検索してご覧ください。
福島原発の作業員の実態・ドイツのドキュメンタリー・10月4日放送

マスコミはもっと事故現場の実態を国民に報道すべきだと思います。
そうでなければ、東電は自分達の都合のいいようにしか事を発表しませんし、作業員さんたちの人権は簡単に無視されると思います。

お礼

2011/10/28 21:05

お礼が遅くなりすみませんでした。


いくら給料のためとは言え、作業員の方々が身の危険を顧みず原発に入っていかなければ、原発が安定しないのは確かですよね。
本当に頭が下がります。

質問者

お礼をおくりました

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