東電、日本政府任せで間に合うのでしょうか？

先ずは貴方の誤解を解く方を先にします。
震度は７(建造物が３割以上倒壊する)が上限で、5・6に強弱は導入しましたが「8以上は理論的に有り得ない」です。
後昨年の震災ではＭ9.0を公式発表としていますが「この数字は国際方式の計算方式」であり「日本方式では8.4程度」と新聞報道にありました(記憶違いも有り得ますから別の情報源も当たって戴ければ幸いです)。
8.4を前提にすれば設計の8.0に対して４倍(設計の8.0は日本方式だから)となります。
今のところ東日本を断続的に襲っている地震はＭ7以内だから何とかなっていますが「首都圏直下地震」「東海地震」がおこるとなれば、仮設工事中の福島第一は「仮設が完了しても」保たない事は当然、第二や女川辺りまでも被害が出る事は容易に予測されます(第二の廃炉も決まりつつあるが、第一と並行しての廃炉作業は無理だし、電力料金引き上げに繋がる廃炉作業は後送りを国が主張する筈)。確かに福島第二や女川は昨年の震災には堪えましたが、その後「元の安全基準で再度被災した際に保つか」なんて再度計算しないと無理!安全基準は「安全に止める」為で「安全に運転する」為で無いから。この意味で今大丈夫かどうか議論してもムダですし、地震や津波に今堪えられるかは「やってみないと判らない」のです。

別にどうしようも無いでしょう、ただ現実があるのみ。